3週間の世界一周出張(その1-長い理由) 

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今回の海外出張は長い。なんと3週間にも及ぶ。なぜそうなったかを先ず説明しよう。

通常の海外出張は、コンファレンスなど先方の予定が決まっているものにスピーカーとして招待され、それに参加するか否かで出張するかしないかが決まる。従い、コンファレンスのスケジュールありきで計画が始まり、それに合わせて投資家訪問、パートナー訪問、ビジネススクールでのスピーチや、リクルーティングディナーなどをアレンジする。今回も同様のプロセスで始まった。

10月は、重要な海外コンファレンスが多い。コンファレンスは、多くの人が集まるので、ネットワークを作ると共に、グロービスの存在を世界に知ってもらい、しかも僕自身が学べることが多いので、取捨選択をしながらも前向きに参加するようにしている。ありがたいことに、最近はスピーカーとしての招待も増えてきた。10月上旬だけで、3箇所からお誘いがあった。ニューヨーク、シンガポール、そしてフランス・カンヌである。

ニューヨークは、投資家が集うイベントだが、僕らがスポンサーすることが要件になっていた。協賛金が高いので今回は丁重にお断りした。シンガポールは、テクノロジーやベンチャーキャピタル(VC)などが集うイベントだ。2001年9月末に開催されたときには、僕がスピーカーとして喋ることが決まっていたが、911の同時多発テロのために出張を断念した経緯があった。今回もどうも縁が無く、連絡がうまく行かずに、取りやめになった。「来年は行きます」と、お答えしておいた。

そして、3つ目が南仏・カンヌにて開催される、ETRE(European Technology Roundtable Exhibition)という欧米のテクノロジー企業家とVCが集うイベントである。一昨年にスペインのセビリアで開催された際にもスピーカーとして参加した。ETRE主催者であるアレックス・ビーウィー氏は、米国のテクノロジー関係のRed Herring誌を買収するなど、かなりのやり手である。先日、僕が上海でスピーチしたATREも彼らが主催していた。
※参照コラム:二泊三日の香港・上海出張

彼らは、グロービスのことを高く評価しており、いつもグロービスを世界に知らしめようと努力をしてくれている。僕は、開催地がフランスであれば、前後に投資家訪問もできるし、ETRE参加者の質もかなり高いので、良いスピーチのスポットが用意されるようであれば、参加しようと決めていた。

今年のETREは、10月10日-13日までカンヌで開催される。ETREのトップであるアレックス氏が9月中旬の来日時に弊社に表敬訪問してくれた。彼に、ビジネススクールとベンチャーキャピタルを融合したグロービスのビジネスモデルを、キャンパスをご案内しながら説明した。非常に好印象を持ってもらえたようだ。彼との話し合いで、良いスポットが約束された。そして、コンファレンスへの参加の最終決定をした。場所も、南仏のカンヌなので、楽しみでもある。

そして、10月に参加しようと思っていたもう1つのイベントが、22日-24日に米国ボストンにて開催される『キャリア・フォーラム』である。昨年、米国ビジネススクールをともに歴訪したグロービス・マネジメント・バンク(GMB)の岡島ディレクターと相談して決めていたのは、「来年は、ボストンのキャリアフォーラムに合わせて出張してみよう」であった。

カンヌとボストンの2つのコンファレンスは中9日間なので、一旦欧州に出張して日本に戻ってから、米国に行くことができた。ただ、今回は次のファンドレイジングを視野に入れての出張と考えていたので、『ロードショー(投資家訪問の出張ロード)』を兼ねてのものと位置付けていた。つまり、オスロやミシガンなどを含めて、僕らの投資家を一社一社訪問し、投資家に僕らの投資の現状を十分に理解してもらおうと思っていたのだ。今までは、「ロンドンとNYにおける投資家ミーティングに来てください。」と言っていたのだが、今回は「こちらから、なるべく訪問します」ということにした。オスロは、今回5年ぶりの訪問になる。

従い、途中戻ってこずに、世界一周の強行スケジュールを以下の通り、組むことになった。

10日(日) 成田発パリ経由ニースへ 車でカンヌ入り(カンヌ泊)
11日(月) ETRE参加(カンヌ泊)
12日(火) フランス・カンヌ ETRE参加(カンヌ泊)
13日(水) ETRE参加後ニースからノルウェーのオスロへ移動(オスロ泊)
14日(木) オスロにて投資家と面談。オスロからロンドンに移動(ロンドン泊)   
15日(金) ロンドンにて投資家訪問&ミーティング開催。APAX訪問など。(ロンドン泊)
16日(土) お休み(^^)  (ロンドン泊)
17日(日) ロンドンからNYへ移動(NY泊)
18日(月) 車でフィラデルフィアへ。投資家2社訪問した上で、ウォートンでスピーチ&リクルーティングディナー。夜NY戻る。NY泊)
19日(火) 朝から車でコネティカットへ。投資家3社訪問予定。夜は、アラン・ パトリコフ氏と会食。(NY泊)
20日(水) NYにて投資家訪問&投資家ミーティング開催。(NY泊)
21日(木) NYからボストンに移動(ボストン泊)
22日(金) ボストンにて投資家に会うとともに、HBS(Harvard Business School)を訪問予定。キャリアフォーラム開始(ボストン泊)
23日(土) キャリアフォーラムにてスピーチ(ボストン泊)
24日(日) キャリアフォーラムにて面接など実施(ボストン泊)
25日(月) ボストンからミシガンの投資家2社訪問して、シカゴに移動。シカゴにてリクルーティングディナーを行う。(シカゴ泊)
26日(火) シカゴにて投資家2社訪問して、サンフランシスコに移動(サンフランシスコ泊)
27日(水) サンフランシスコにて投資家訪問するとともにバークレーでスピーチ(サンフランシスコ泊)
28日(木) シリコンバレーにて投資家二社訪問後帰路へ(機中泊)
29日(金) 帰国(ヤッター!!)

3週間の出張をどうやって乗り切るか、そしてどれだけの成果を上げられるかを、次からのコラムに書きたいと思う。3週間もあると出張そのものが海外での生活をするような感覚である。ま、体調に気を使いながら、行く場所それぞれに楽しみを見いだし、飽きないように長旅を楽しみたいと思う。

行った場所で見てきた風景を、コラム風に徒然と書きとめ、逐次報告することとします。(^^)

2004年10月11日
南仏カンヌにて
堀義人

名言

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