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グロービス堂々の3位!

投稿日:2004/07/13更新日:2019/08/26

本日七夕の朝、自宅で、何気なく開いた日経産業新聞の一面のど真ん中に、縦書き白抜きの太文字で大きく「グロービス3位」と記載されていた。何かと思い、読み始めたら、企業が評価するビジネススクールランキングであった。

1位が慶応大学、2位が一橋大学、3位がグロービス・マネジメント・スクール、そして、4位が一橋大学(国立キャンパス)、5位が早稲田大学、6位が神戸大学、7位が国際大学、そして、同志社大学などが続いていた。85社へ調査した結果、グロービスが獲得した評価は27。2位とは4票差、4位とは10票近く差があった。

その記事が読み終わらないうちに、子供達3人を連れて保育園に向かった。長男は既に小学生なので、次男、三男、四男の3人と一緒だ。3人は、友人の母に仕立ててもらったお揃いの甚平を着ている。今日は「七夕祭り」、みんなでお神輿を担いでワッショイをする日だ。

保育園に着いた。園児の父母と挨拶を交わしているうちに、次男のクラスメートのママに会った。彼女は、グロービスの受講生で、ウェブ構築会社を自ら立ち上げ、経営している起業家ママだ。彼女に、日経産業新聞を見てもらった。彼女は、受講生ということもあり「凄いじゃない。嬉しいよね!」と、とっても喜んでくれた。

そうこうするうちに、チビッコ神輿が動き出した。外はやたらと暑い。チビッコ神輿は、そのまま九段小学校の隣の東郷公園までゆっくりと元気に動いていった。そして公園を元気良く一周して保育園に戻ってきた。父母達は、うだるのような暑さの中、写真やビデオを撮りながら、神輿の前後を動き回っていた。僕は、チビッコ神輿が保育園に戻るのを見届けてから、子供達に別れを告げ、タクシーをつかまえて、朝10時過ぎから始まる、経済同友会の会合に出席するために、大手町に向かった。

タクシーの中で改めて、記事に目を通した。そこには、こう書かれていた。

「前回調査のランキングから一気に3位に躍進したグロービス。民間企業が運営するスクールとして唯一ランク入りした。(中略)大学ではないので正式な学位は取得できないが「仕事と両立できる」ことを評価する企業が多い。社内教育向けの講師派遣も手がけており、企業や学生の事業に配慮した利用しやすさが評価を押し上げたもようだ。」タクシーの中でも、嬉しさがこみ上げてきた。

大手町の経団連会館についた。僕は今年度から、経済同友会の新事業創造委員会の副委員長を拝命することになった。同じく副委員長のリクルートの社長には、僕と目が合うなり「凄いですね」とお褒めのお言葉を頂いた。会議が始まり、僕の自己紹介の後で、委員長からも、今朝の新聞の記事の紹介をしていただいた。僕は、照れながらも、新聞の一面をかざし、皆さんの評価にお礼を申し上げた。暫くの間照れくささと、ちょっとやり過ぎたかな、という気持ちが交錯し、下を向いていた。

会社に戻り、パソコンを開くと、友達からも続々と祝福と激励のメールが届いていた。

「あそこはいいよ」という定性的な評価は色々聞いていたのですが、今回定量的にちゃんと評価されて、堂々たるものです。」(三菱商事勤務の京大の同級生より)

「すごいですね!人材紹介会社として、私も多くの求職者に接触しておりますが最近、『グロービスに通ってました』という方が胸を張ってお話される姿を日々拝見しております。ある意味、我々、キャリアコンサルタントとしても一種の資格的に認識するようになってまいりましたし、クライアントに対しても『グロービスに通われていたので優秀ですよ!』とご推薦差し上げる機会も多くなって参りました。卒業生は本当に優秀な方が多いです。しかしながら、我々が一番すごいと思うのは堂々と胸を張って『グロービスに通ってました!』とおっしゃる方が多い点です。今後も是非日本一といわずアジア一番いや世界一のビジネススクールをお作り頂ければと存じます。」(転職会社経営の友人より)

そして、受講生や講師陣(ファカルティ)からも喜びのメールが数多く届いていた。皆、一様に喜んでいるとともに、「あとは僕らが頑張る番だ」という声が多く届けられた。グロービスの良さは、グロービスの受講生、講師陣、スタッフが一体となり、グロービスの新たな価値を皆で創っていこうと思ってくれていることだ。

受講生兼囲碁仲間からは、「技術や規模やテクニックではなく、心(コンセプト)が差別化の最大の武器であるのが再認識できました」というコメントを頂いた。僕が思うには、恐らく志が伝播して生み出す仲間との一体感が差別化の要因であるという意味なのであろう。

12 年前に、渋谷の貸し教室で始めた当初は、誰もここまで来るとは思っていなかった。僕一人が、「2012年までに日本でトップ3、アジアでトップ10になる。そして2022年には、アジアでNo.1を目指すのだ」と何度も何度も言いつづけてきた。そして、少しづつ受講生や講師の方々も半信半疑ながら、できるのではないかと思い始めてきた。

受講生満足度を上げるために様々な創意工夫をした。カリキュラムや講師の満足度調査を実施し、品質管理をして、受講内容を保証する『サービス保証制度』を導入したりした。カリキュラムを常に改定し、どんどん新しいコースを増設してきた。優秀な受講生には奨学金を与え、一定の成績を残せない受講生には去ってもらう制度もつくった。

通信教育やe-ラーニングを導入し、空間、時間を超えて学習できるよう利便性を高める努力をしてきた。グロービスを広く知ってもらうために、MBAシリーズなど、本の出版を強化した。広告を通して、グロービスのブランドを創ることにも専念してきた。『アフター5のビジネススクール』のキャッチフレーズから始まり、そして確実に新たな価値を創造し続けてきた。

ただ、手放しで喜んではいられない。まだまだアカデミックなリサーチや研究を実施しているとは言えない。『創造と変革のジャパンモデル』というテーマに相応しい、様々なリサーチをし、新しいフレームワークや新機軸を打ち出したいと思っている。

しかも、まだ正式な学位を取得するに至っていない。特区を使った株式会社大学院という道も開けてきているし、海外からの認証取得というオプションもある。「山の中のキャンパス」は、まだ立地も決まっていない。(参照コラム:キャンパス候補地めぐり@会津磐梯山」)
全日制に向け、財務基盤を拡充しなければならない。他の大学と違い、補助金はもらえないし、税金も免除されない。つまり、お客様から頂いたお金を大切に使い、しかも利益が出たら税金を半分納めながら貯金していくしかない。

まだまだやるべきことは、多い。今後ランキングも上がったり下がったりするであろう。「文部科学省認可の大学院のみを調査の対象にする」という区切りでランキングから排除されることもあるかもしれない。しかし、どんなことがあっても、僕らは地道に一歩一歩、正しいと思うことをやり続け、確実に実績を積み重ねていきたい。

そして、グロービス・マネジメント・スクールを選んで頂いた27社に感謝するとともに、残念ながら選んで頂けなかった58社には、グロービスの良さを理解いただくべく、引き続き努力をしていきたいと思う。いつも思うが、

ランキングとは言っても競合他者との勝負ではない。自分達との戦いだ。自分達がやるべきことをしっかりできれば、必ず結果はついてくる」のだ。

そして、最終的には、アジアNo.1になりたい。いや、アジアと言わず世界を視野に入れたい。現在日本のビジネススクールは、世界のトップ100にも入っていないのが実情だ。他のビジネススクールとともに、切磋琢磨しながら、日本のビジネススクールが海外でも高い評価を受けるように努力したいと思う。

七夕の「願い事」ではなく、もっとポジティブに捉えて、七夕の「誓い事」として、日々そのビジョンに向けて仲間とともに努力をしていきたいと思う

2004年7月7日
自宅にて

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