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未来に青空を残そう――千代田区による地区計画変更の強行採決を阻止したい

投稿日:2023/03/09更新日:2023/03/09


いま僕は、日テレの超高層ビル問題と戦っています。

高さ制限が設けられている千代田区の番町地域(グロービス東京校の斜め前)に、90mもの超高層ビルが立つ可能性があります。ぜひとも阻止したいです。
社会貢献本業カンパニーと標榜するグロービスは、G1、KIBOW、水戸・茨城などを通じて実施してきた取り組みの一環として、地域コミュニティへの貢献も掲げています。

ついては、オンライン署名サイトChange.orgにページを作成しましたので、ぜひ左のリンク先から賛同&シェアをお願いします。

以下、Change.orgに掲載した文章を一部加工のうえ知見録にも掲載します。


■皆様にお願いです

千代田区は、文教地区として建物の高さに60mの制限のある番町で、日テレ1社に対し、90mの超高層ビルを許す地区計画の変更を強行採決しようとしています。

外神田(秋葉原)の再開発計画についても、神田警察通りのイチョウ並木伐採への反対運動に対しても、住民の声を聞いてくれません。

声を届ける「最後の手段」として、どうか樋口区長のリコールを視野に入れた活動を応援してください。

ーーーーーー

二番町では、千代田区役所が、住民への説明が不十分なまま、地域住民の意思を尊重せず、日テレという一企業の利益のために地区計画を変更し、超高層ビル建設を許可しようとしています。

区議会は自民党区議団の島崎区議を中心として再開発派が主流を占めており、区役所の動きを止めることは困難です。今年3月の「FACTA」の報道によると、本件は自民党千代田区議団と、読売日テレ連合とが組んで推し進めています:

「千代田区政に隠然たる影響力を有していた自民党議会の実力者、内田茂の配下・島崎秀彦千代田区議とともに現れたのが、読売帝国の総帥渡辺恒雄の息子、睦だったという。島崎区議と睦は番町小学校の同級生という間柄だった」

(出所:「FACTA」23年3月号「スクープ! 読売・日テレの「番町再開発」が紛糾」⇒記事文面リンク

僕は、同地区計画変更に関して1月24日に千代田区が開催した公聴会に、米国西海岸からZOOMで遠隔参加して、12分にわたって訴えかけました。

公聴会の動画(このビデオの4人目です)

⇒堀の公述の全文

公聴会では、地区計画変更反対の立場からは、僕を含む住民5名全員が自らの顔を出し、論理的に反対理由を説明しました。

対する推進派の5名は、1名は代読で、1名は素性を明確にせず、1名は区役所の関係する団体の代表、さらに2名が同地区に不動産を所有する(していた)町会長という利害関係者、というものでした。

こうしたありさまであっても、千代田区役所は強引にこの地区計画変更を承認すべく、次のステージである「都市計画の縦覧」へとコマを進めました。

以下は、3月3日付けで千代田区のウェブサイトに出た告知です。(https://www.city.chiyoda.lg.jp/koho/machizukuri/toshi/oshirase/nibantyotiku-juran.htmlより)千代田区HP告知より

この意味はつまり、いよいよ後がない、ということです。

ここでいう縦覧とは、区が地区計画変更につき広く意見を募るため、誰にでも地区計画の案を見られるようにすることです。このままでは、千代田区は上記「計画案の縦覧」への意見書募集を経て、早ければ3月30日の都市計画審議会にて地区計画の変更承認を得ます。大多数の住民が反対する二番町の超高層ビル建設にゴーサインが出てしまうのです。

対抗すべく、僕も緊急で動画を作成しました。4分程度ですので、ご覧いただけると幸いです。

動画日テレ超高層ビル計画を止め、未来に青空を残そう

https://www.youtube.com/embed/wU4_9Aj-PeE


この動きに待ったをかけられるのは、もう区長しかいません。

しかし一昨年1月に当選した樋口新区長は、この強引な動きを容認しています。僕が昨年区長に面会して、強い反対姿勢を示し、「場合によってはハンガーストライキをする意思がある」と伝えるも、無反応でした。その後は、面会を申し出ても断られるばかりです。

区長に区民の声を聞き、動いてもらうために、リコール運動に訴えることも視野に入れたいと思います。そのためにも皆さんの賛同が必要です。

どうか私たちの運動に賛同し、応援して下さい。

【集会の呼びかけ】

また、以下の通り声を伝える集会を実施したいと思います。可能ならばお越しください。僕の妻も子供も参加する予定です。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

  • 3月13日(月) 朝9時〜9時半 場所は千代田区役所前
  • 3月30日(木)朝9時〜9時半 場所は千代田区役所前

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

僕らは、こういう住民活動を実施したくはありませんでした。横断幕を掲げることも、このChange.Orgでの賛同呼びかけも初めての経験です。

それでも「なぜそれらを実施しているのか?」それは、使命感からです。

高さだけは、取り返しがつかないのです。いちど超高層ビルが立てば、僕らは番町の空を、永遠に失います。二度と元に戻らないのです。未来の子供たちのためにも、青空を残してあげたいです。
いち企業の利益のためだけに、それらを奪われたくないのです。

現在、日本最大のメディアグループである日テレ読売グループ、さらには自民党千代田区議団と言う強力な権力と戦っています。権力に伏することなく、これからも微力ながらも徹底的に戦って行きたいと思います。

■いま千代田区で、何が起きているの?

【文教地区番町では】

僕が住居を構え、グロービスがオフィスを構える千代田区番町エリアには、住民と区で約20年前に作ったビル高さを60mに制限する地区計画があります。ところが区役所は地区最大の地権者である日本テレビだけ特別に、90mの超高層ビル建設を許そうとしています。

(↓今は青空が見える、二番町の日テレ超高層ビル計画のある土地)

この地区計画の大幅変更は日テレから昨年9月に提出され、今年1月24日の公聴会を経て、3月10〜24日の縦覧・意見書提出期間を経て3月30日(木)の東京都都市計画審議会(都計審)で審議される予定です。このままで都計審で採決され、区長が承認すれば、超高層ビルが認められ、ジ・エンドです。

【外神田/秋葉原エリアでは】

秋葉原周辺の外神田エリアでは、コロナ後の「建築費高騰」や「オフィス空室率の上昇」の再考もしないなど問題を抱えたまま、秋葉原らしい街の姿を大幅に造り変え、170mもの超高層ビルを建てる大開発構想が進んでいます。

(下の図は、千代田区「外神田一丁目南部地区のまちづくり説明会 資料」P.15より)

計画の再検討や投資効果の検証も説明も不十分で、権利者の同意率が低いまま、強引に都市計画が決定されれば、地域が分断され、秋葉原の良さが失われます。世界的な知名度のある秋葉原の将来を左右する問題になっています。

【神田警察通りでは】

区役所は静かなビジネス街の神田警察通りを活性化するとして、その必然性が不十分なまま、平成25年には「行わない」としたイチョウの街路樹伐採を、昨年4月に突如強行開始しました。

(写真は神田警察通りの街路樹を守る会より)神田警察通りのイチョウ並木

地域住民が強く反対して一時的に差し止め中にもかかわらず、区長は区民の反対の声に応えず、「待った」をかけてくれません。そして区は、今年の2月にさらに4本を「抜き打ち」で伐採したのです。

■なぜお願いするのか

千代田区は、面積では東京23区中19位と小さな区ですが、

  • 丸の内・八重洲から日比谷にかけては皇居や東京随一のビジネス街や日比谷公園があり、
  • 霞が関の官庁街があり、
  • 雑然とした魅力にあふれる秋葉原の電気街や神田の商店街や、
  • お茶の水/神田の学生街、
  • そして文教地区であり住宅や外国公館が居並ぶ閑静な番町・半蔵門など、

バラエティに富んだ、多様な顔を持っています。

この地域ごとに特色の際立つ多面性こそが、千代田区の最大の特色と言えるでしょう。この特色ある千代田区の姿は、戦後約80年を経て、区と住民、そして事業者が築き上げてきたものです。

これからのまちづくりは、地域の未来を見据えつつも、地域特色を壊さず、守りながら進めないと結局、どの町並みもありきたりな、似たようなものになってしまいます。そうすれば、地元の人々の街への愛着も失われます。

もちろん、バリアフリー化や電線の地中化、自転車道の整備や歩道の拡幅は、必要と思います。しかし開発の名のもと、工事のたびに、地域の特色を失う超高層ビルを建てたり、100年近くかけて育った街路樹を伐採してしまえば、取り返しがつきません。

超高層ビルで失われる空や景観、まちの姿も、切った樹木も、一度失えばもう戻らないのです。

なぜ、戦後の復興をとげ作り上げたまちの姿を、また自らの手で根こそぎひっくり返し、千代田区を、特徴の乏しい、没個性な区にしてしまうのでしょうか?

安易な再開発に走らず、これまでに築き上げた環境を守り、維持して両立させることにこそ、開発を主導する行政の手腕が問われていると思うのです。

区役所と区議会の開発派や日テレは、こうした安易な再開発を住民への説明が不十分なまま突き進めています。これに待ったをかけるのは、区の都市計画変更などを承認する区長しかいません。

多くの住民の意思に耳を傾け、多様な千代田区の特色を守るのは、もう区長だけなのです。
しかし、一部開発事業者との癒着を疑われたあと退任した旧区長の推薦を受けて当選した樋口区長は、こうしたことにつき賛否を明言せず、ただ傍観しているとしか思えません。

このような、区長の「不作為」により、住民の望まない街づくりが、実現してしまうのです。そこで、私たちは「千代田区民の声を届ける会」(千声会せんせいかい)を立ち上げました。

区民に対してリコールも辞さない姿勢を示せば、区長が街づくりのために、住民の声を聞いて立ち上がってくれると、私たちは願っています。

これは、区民のほんとうの声を集め、区長と区役所、そして区議会に届けるチャンスです。いま行動を起こせば、未来を変えることができるのです。

どうか皆さまにご賛同をいただき、シェアしてください。

以上です!

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