「この景色を見たくて、頑張ってきたんだな」と思うと、とても感慨深い。
思い起こせば2018年。まだロボッツがB2だった頃に、2019年完成予定の水戸の新アリーナに2020年のBリーグオールスターを招致しようと一念発起して、署名活動を始めた。スタッフ&ブースターみんなで奔走した結果、何と18061筆の署名を集めることができた。
Bリーグに招致書類を提出して、書類審査を経て2チームが残り、「魅力度トップとビリの争い」と話題になった北海道と茨城県との一騎打ちになった。
勝負を決める理事会には、水戸市の高橋市長、茨城ロボッツの山谷代表(当時)と3名で、18061筆の署名を持参して、渾身のプレゼンを行った。控室で結果を待っている間は気が気でなかった。結果を知らされた。7対6のわずか1票差で敗退したことを告げられた時には、署名してくれた方々の想いを実現できなかったことに悔しくて悔しくて本当に涙した。高橋市長とも「いつか必ず水戸でオールスターを招致しよう」とリベンジを誓い合った。
僕は1票の差に負けたことに、Bリーグ理事会メンバーでいることの重要性を認識して、大河チェアマン(当時)に誘われるままに2019年に理事メンバーになっていた(2022年に退任)。
2021年開催のオールスターは沖縄アリーナが立候補するので勝てないだろうと考えて、スルーした。下馬評通り、2019年に2021オールスターは沖縄での開催が決定した。しかし2020年のある理事会で、信じられないニュースを聞くことになった。何と沖縄アリーナの建築が遅れているので、2021年の開催地を東京に変更するとのこと。
僕は、その場で手を挙げて「東京開催はファイナル等いつでもできるので、ぜひ地方のアリーナにチャンスを与えるべき」と訴えた。大河チェアマンが審議してくださり、短期間の応募プロセスが組まれ、高橋市長のご尽力もあり水戸が応募することができた。そして、2021年のオールスター会場は水戸に決定したのだ(他に応募するチームは無かったので)。ヤッター!と喜んだものの、残念ながら翌年のオールスターはコロナのために直前に中止へ。。。
大河チェアマンが「コロナなどで中止となったら再度チャンスを与える」とおっしゃっていたことを頼りに理事会で訴えて、2023年に水戸で延期開催されることが決定された。署名活動から5年間、コロナで延期となってから2年の月日を経て、昨日・本日(2023年1月13日・14日)と無事に開催することができたのだ。
招致に奔走したBリーグオールスターは、茨城ロボッツのキャプテン平尾選手による「Bリーグ!」の掛け声で閉幕した。冒頭に書いた通り、「この景色を見たくて、頑張ってきたんだな」と思うと、とても感慨深いものだった。
高橋市長を含め、協力してくれた全ての人々&ロボッツファミリーの皆様に感謝したい。この水戸でのオースターがきっかけとなって、毎試合4000人集客できるようになると本当に嬉しい。みんなで頑張ろう!ロボッツには、輝かしい未来が待っているから。
Go Go Robots!