「第3回グロービス杯世界囲碁U-20」が2016年4月21日(木)~24日(日)の4日間、グロービス経営大学院東京校で行われました。優勝は中国代表の李欽誠 初段(17歳)、準優勝は日本代表の許家元 三段(18歳)、第3位は韓国の卞相壹 四段(19歳)と、日本勢が踏ん張って上位に食い込むことができました。日本の若手棋士が力をつけています。来年もますます楽しみです!
ツイッターなどにアップした写真とともに、今年のグロービス杯を振り返ります。
●グロービス杯世界囲碁U-20は、日本で開催される唯一の世界棋戦です。トヨタ、富士通などが撤退する中、世界棋戦の開催を決め、30年続けると宣言しました。僕は協賛社挨拶で、「ここに集まった16名の棋士の皆さんの健闘を祈る。このグロービス杯で、大きなドラマが生まれることを期待している」と檄を飛ばしました。
●主催者、日本棋院の山城宏 副理事長よりご挨拶をいただき、乾杯しました。
●前夜レセプションの華は、万波奈穂三段と囲碁大使 戸島花さんの女子トークです。
●第3回グロービス杯世界囲碁U-20 抽選会が始まりました。トップバッターは、第1回大会優勝の一力遼 七段(18歳)
●棋士16人の皆さんが一人ずつ壇上に上がります。かなり緊張している様子^^
●抽選で対戦相手が決まっていくのを、固唾を呑んで見守る会場の皆さん
●グループリーグの対局組み合わせです。日本頑張れ!注目の1戦は、一力×楊 戦です。許家元棋士と中国代表の対局も見ものだと思っています。日本代表が中・韓に何勝できるか、楽しみにしたい。
●熱戦前夜。各国選手の皆さんとともに。
<<< 4月22日(金) グループリーグ 第1戦、第2戦 >>>
●いよいよ、始まりました。注目の一戦!ニコニコ生放送でも中継されました。
●グロービス杯の会場風景。張り詰めた空気の中で、石を打つ音と、ポーンと時計を打つ音&秒読みの小さな声のみが聞こえてくる。
●本線1局、着手です。
●栄光のグロービス杯を手にするのは誰か?!
●第1戦は、一力棋士、芝野棋士ともに勝利!昨年から続いていたニコ生放映連敗を阻止して、両方とも勝ちました!幸先が良いです。そして、第2局開始!
●第2戦で勝ち抜けは芝野虎丸二段(日本)、申真諝五段(韓国)、卞相壹四段(韓国)、李東勲五段(韓国)。一力遼七段(日本)と許家元三段(日本)の準々決勝進出は明日の第3局次第。写真は別室の検討会室の様子です。
<<< 4月23日(土) グループリーグ 第3戦、準々決勝 >>>
●第2日目 グループリーグ第3戦 開始!組み合わせは以下の通り。日本勢4人対中国3・台湾1だ。これに勝てばベスト8。負ければ敗退。既に韓国3と芝野虎丸棋士が枠抜けしている。がんばれ、ニッポン。
楊鼎新三段(中) × 一力遼七段(日)
六浦雄太二段(日) × 李欽誠初段(中)
許家元三段(日) × 范蘊若四段(中)
孫喆四段(日) × 林士勛五段(台)
●注目の対局。第1回グロービス杯を優勝した一力遼棋士と中国の楊棋士。
●もう一つの注目の対決。第1回大会準優勝の許家元棋士と中国の范棋士。
●昨年3位の中国の李棋士に日本の六浦棋士(16歳)が挑む。
●グロービス杯最後の挑戦となる日本棋院所属の孫棋士(20歳)対台湾棋院の林棋士。台湾勢として初の枠抜けがなるか。
●本戦第3局、着手です。
●控え室での検討の模様。枠抜けした芝野虎丸棋士と惜しくも敗退した大西竜平棋士。過去グロービス杯参加の小山棋士と張棋士。一力さんの碁を並べている。まだ互角とのことです。
●準々決勝進出選手、対戦組み合わせが決まりました。
●準々決勝、開始。写真は許家元 三段。
●準々決勝が終了。ベスト4は、日本1、中国2、韓国1。日本代表からは一昨年準優勝の許家元棋士が突破。芝野虎丸棋士は惜しくも敗退。
<<< 4月24日(土) 準決勝、決勝、3位決定戦 >>>
●第3日目 準決勝が始まりました。許家元 三段(18歳)×楊鼎新 三段(中国、17歳)、卞相壹 四段(韓国、19歳)×と李欽誠 初段(中国、17歳)。
●準決勝の進行を見守る検討会室。緊迫した雰囲気です。
●日本代表・許家元 三段(18歳)が決勝進出!李欽誠 初段(中国、17歳)との日中対決です!
●GIJINNOMAにかかるグロービス杯歴代優勝者の写真です。次は、誰の写真がかかるのか。とても楽しみです。
●グロービス杯世界囲碁U-20決勝戦。許家元棋士と李欽誠棋士。世界の囲碁ファンが注目している。ニッポンがんばれー!
●決勝戦の雰囲気。メディアが凄い!
●グロービス・ホールで決勝戦の大盤解説会が行われました。
●こちらは、3位決定戦の試合開始前の雰囲気。中韓の戦いです。
●優勝は、李欽誠 初段(中国、17歳)。日本の許家元 三段(18歳)は惜しくも準優勝。
●第3回グロービス杯3位入賞者までの若手棋士と記念撮影。今回は、中国、日本、韓国と3カ国揃い踏みです。優勝は中国代表の李欽誠 初段(17歳)、準優勝は日本代表の許家元 三段(18歳)、第3位は韓国代表の卞相壹 四段(19歳)。
●表彰式後に、許家元棋士、王銘琬棋士、山城副理事長、張棋士などと検討会。日本は圧倒的に優勢だったのだが、最後が決め切れなかった。うーん、残念。来年のグロービス杯ではリベンジを!
●検討会室にて、「来年はグロービス杯を奪還するぞー」と声を上げ、若手プロ棋士と一緒に写真を撮りました。来年はベスト8に3人以上、そして、再度優勝を目指したい。1年間かけて力をつけて欲しい。囲碁界の若手に期待しています。
今回、日本勢については残念な結果に終わりましたが、ニコニコ生放送では連日3万人近くが視聴してくれました。最終日の大盤解説会には100人近くの熱心な囲碁ファンが集まりました。NHKさん、囲碁チャンネル、新聞各紙が取材に来てくれて、メディアからも大きな注目を集めました。協賛社として、
第4回大会での日本勢の躍進に向けて僕も行動していきます。
みんなで囲碁を楽しみましょう!
2016年5月18日
自宅にてツイッターや写真をもとにコラムにまとめました
堀義人