今、成田の空港ラウンジ。つい二日前にアジア4カ国目歴訪したが、今からは米国だ。ラウンジで、Soup Stockの美味しいスープを頂きながら、創業社長の遠山さんを思い出し、GLOBEを読み朝日新聞GLOBEの編集長山脇さんを思い出す。G1仲間が各方面で活躍していてとても嬉しい。
シカゴの空港に朝9時過ぎに到着。シカゴは、雨だ。14時からアポが入っている。アポが終わり次第、シカゴに泊まらずに、夕方のフライトでNYに向かう予定。今回も、移動が多い出張だ。
シカゴでミーティングを終え、リンカーンに乗りシカゴ空港へ戻る。空港ラウンジでサミュエル・アダムズを飲み、CNNで共和党大会の様子を観て、アメリカン航空で移動だ。満席の機内で、黒人男性のフライト・アテンダントのサービスを受ける。アメリカを実感しながら、NYに向けての移動を楽しみ中。
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NYに到着。機内から見るマンハッタンの夜景は、WTCが無いせいか、どことなく寂しく見える。毎年高層ビルが新築される香港、シンガポール、上海等を見ているせいか、変化が無い摩天楼は、停滞しているかに感じる。ホテルに着き、48階のペントハウスのプールで一泳ぎ。体調管理し、明日に備える。
朝6時過ぎに、NYのホテルの前のスターバックスで、チャイラテとスコーンを買い、車に乗り込む。いざコネチカットへ。イーストリバーの川面が真っ平らで、朝陽が反射して見える。新緑の中、フリーウェイを走る。青空が広がり、太陽の陽射しが強くなってきた。東海岸の春らしい、気持ちの良い一日だ。
コネチカットで1件、NYで3件のアポを終える。ランチタイムに、Apaxの創業者のアラン・パトリコフと会食。相変わらず元気だ。夜、日本食レストランで、世界初の6つ星を獲得した「MEGU」で、最高級のお任せコースを頂いた。一言、「素晴らしい」です。いや~、美味しかった。
そして翌日も早朝より投資家訪問だ。セントラル・パークを見下ろせるプールで、一泳ぎして、ホテルをチェックアウト。スタバでアイスティを購入し、車に乗り込む。今朝は、ハドソン川沿いを走り、ジョージ・ワシントン橋を渡る。朝陽に、シルバーのエレガントな橋のフォルムが映える。これからプライベート・ジェットに乗り込み、ミシガン州で二箇所訪問し、シカゴに向かう予定だ。
今から、プライベート・ジェットへ。今回で3回目のチャーターだ。昔は、国内線を乗り換えたり、車で移動したりしたが、どうやっても二日かかってしまう旅程だ。そこを、ジェットだと一日で済む。3人で乗り込むので、時間コスト的にお得な感じがする。さあて、青空に向かって飛び立とう。
ジェットで、ミシガン州の空港に降り立ち、手配した車で投資家を訪問する。彼らとは13年にもわたるお付き合いだ。毎回歓迎してくれて嬉しい。とても充実した打ち合わせの時間を過ごし、車で空港に戻り、青空に向け飛び立つ。これを二回繰り返して、シカゴでジェットを降りる。今から国内線でLAだ。
LAに到着。なぜかフルストレッチ・リムジンが迎えにきていた。手違いなのか、他に車が無かったからなのか分からないが、いずれにせよ初めての体験だ。室内灯をつけ、ラジオの音量をあげ、備え付けのお酒を飲みながら、LAの街を移動中。せっかくの機会なので、思いっきり楽しむ事にした。疲れも吹っ飛んだ。
プライベート・ジェットで移動し、フルストレッチ・リムジンで出迎えなんて、何てバブルなんだろうと思う。ラジオのBGMは、プリティ・ウーマン。そして、これから ビバリーヒルズのヒルトンに泊まる。ここで明日から会議が始まるからなのだが、あまりにもハマっているので、笑ってしまう。
LAに来た目的は、二つ。全米最大の国際会議ミルケン・グローバル・コンファレンスで登壇すること。今年は、ビル・クリントン氏も登壇する。そして、もう一つは、グロービス・キャピタル・パートナーズ(GCP)にとっての最大の投資家に会うためだ。僕らにとっては、全米ツアーの4つ目の目的地だ。シカゴ、NY、ミシガン、そしてLAだ。
NYタイムズに、グロービスに関する記事が掲載された。日本のメディアは、一切反応しなかったのに。<a href="http://t.co/zxLpjtDM">Tokyo Business School Helps Rebuild Areas Hit by Quake</a>
さあて、今からLAでの仕事開始だ。朝6時半から投資家とのアポがあり、その後はミルケン・インスティティートの国際会議だ。
投資家との会合が終わり、ミルケンの国際会議に参加中。ベンチャーのセッションで、「NYがシリコンバレーに次ぐハブとして成長し始めた」、と指摘あり。僕は、その時、起業家の数やネットワークといい、東京がいい線行っていると直観した。これから日本のベンチャーが面白い。ワクワクしてきた。
ミルケン・グローバル・コンファレンスの一日目の全日程終了。最後は、ライオネル・リッチーのHelloを合唱して終わった。やはり、歌の力は強い。僕は、明日の早朝に登壇し、ビデオ取材を受けてから、サンフランシスコに飛ぶ予定。「全米ツアー」の終わりが見えてきた。
LA朝6時。朝8時から登壇だ。起きたら筋肉が張っている。無理も無い。水泳合宿かのようにほぼ毎日、5回も泳いだのだから。今からも泳ごうかと考えたが、さすがに登壇前なのでやめることにした。今回の出張の収穫は、体調が回復したことだ。前週のアジア出張の時は、咳こんで一回も泳げなかった。
ミルケンの国際会議での登壇を終えた。今年はジャパン・パネルが無いので、恐らく日本人唯一の登壇者だったかと思う。昨年は、田村耕太郎氏と一緒で面白かったが、ちょっと寂しい。パネルでは、言いたいことを喋り切った充実感はある。ミルケンのビデオ収録した後に、空港へ。今からサンフランシスコだ。
サンフランシスコの会合を終え、スニーカーとポロシャツに着替え、今空港に向かっている最中だ。滞在時間は、正味3時間。短いが、とても有意義な時間を過ごせた。カリフォルニアの青い空と、所々に木々が生える乾燥した丘を横目に、車はルート101を、南下している。もうそろそろ空港だ。
シカゴ、NY、ミシガン、LA、サンフランシスコと、GWの前半を使い、5営業日に5地域を訪問した「全米ツアー」。各地域で会合を重ね、コンファレンスに登壇し、しかも5回もプールで泳ぐ充実したものだった。今から帰国し、GWの後半を家族と過ごす予定だ。山小屋で子供達と思いっきり遊ぼうっと。
帰国後。子供達と、テニス、野球などで遊んだ後に、鯉のぼりを上げた。総勢7匹の鯉が、空を泳ぐ姿は圧巻だ。昔から鯉のぼりを上げられる家を持つのが、夢だった。毎年GWには、欠かす事なく、鯉のぼりを上げている。
鯉のように、世界を自由自在に泳ぎ切り、数多くの出会いを重ねて行きたい。
Twitterをもとに執筆
堀義人