世界の経済成長と立役者として影響力が高まる中国に対し、日本は現在政治、経済面で世界においてどのようなポジションを構築すべきかを模索している。しかしながら両国は、これまで多くの著名な政治リーダーを輩出してきた中国、世界規模の数多くの優良企業を生み出してきた日本として、今後のアジア、そして世界を牽引する重要な役割を担っている。急速に変化する環境においては、どのようなリーダーが指揮をとって未来を創っていくかは重要なテーマとなる。中国、日本のメディアを通じて、多くの問題提起、発信されている加藤嘉一氏とグロービス代表の堀義人との上海でのスピーチおよび対談を4回連載。Part3では対談を収録する(肩書は2012年5月24日登壇当時のもの。視聴時間:29分02秒)。
スピーカー
加藤嘉一
英フィナンシャルタイムズ中国語版コラムニスト
北京大学研究員
慶応義塾大学SFC研究所上席所員
堀義人
グロービス経営大学院学長
グロービス・キャピタル・パートナーズ代表パートナー
・リーダーを育成に必要なのは、「教育」「経験」「試練」(堀)(2:00)
・日本の政治家は「教育」「経験」不足(堀)(4:30)
・リーダーシップをいかに養うか、という議論は中国ではない(加藤)(8:00)
・日本はリーダーに頭の良さよりも人徳のほうが重要(堀)(11:00)
・中国ではリーダーの評価は結果重視、アメリカに近い(加藤)(12:30)
・日中がアメリカの高等教育を参考にすべき(堀)(15:20)
・アメリカの高等教育は、正解のないものに最善の解をもとめる(堀)(15:20)
・日本の“読み書きそろばん”の初・中等教育は優れている(堀)(18:00)
・中国は“変人”ウェルカム、変わった人間の力で社会変革する機運がある(加藤)(22:00)
・日本はある一定レベル以上目立つと“変人”は叩かれる(堀)(24:00)
・成功も失敗も許さないのが今の日本(堀)(26:00)
・中国は失敗に寛容、成功も受け入れられやすい(加藤)(27:30)