エンバイロメント学派(Environmental school)
ヘンリー・ミンツバーグが類別した10の学派の1つ。記述的(descriptive)な学派であり、企業の戦略は置かれた経営環境によって定まると考える。生物学的視点を経営学に持ち込んだともいえる。
ある組織が置かれた環境でどのようにふるまうべきかを考えるコンティンジェンシー理論などはこの学派の流れをくむものと言える。また、制度理論や、社内の環境整備ともいえる社内ベンチャー制などはこの範疇で語られることもある。
ただし内部的な戦略形成にあまり触れておらず、記述はできるが実務家にとって役に立ちにくいといった批判がある。