希少性(Scarcity)
チャルディーニが示した影響力の原理のうちの1つ。機会を失いかけるとその機会をより価値のあるものとみなす性向を指す。入手し難いことでさらに欲しくなってしまう心理ともつながる。この性向は、新たに制限が加えられた場合や、他者と競い合っている場合に特に強く作用する。
たとえば、人材などのリソースを他社や他部門と取り合うと、本来の価値以上に貴重であると思い込んでしまう。あるいはオークションで競うと、当初の予算を超えても降りず、落札そのものが目的と化すようなケースなどが該当する。