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MBA経営辞書「製品アーキテクチャ」

投稿日:2014/05/19更新日:2019/04/09

製品アーキテクチャ(Productarchitecture)

製品の機能を各パーツ、部品に割り当てる(逆に言えば、どのパーツ、部品が完成品のどの機能を担うかを決める)設計、スキームのこと。製品アーキテクチャには大きく、モジュラー型(組み合わせ型)とインテグラル型(擦り合わせ型)がある。前者の典型例としてはパソコン、後者の典型例としては自動車がある。

昨今のグローバル競争の流れは、インテグラルの世界にモジュラーの構造を持ち込んだもので、参入障壁を下げると同時に、価格競争へと持ち込むのが特徴的である。

これは、競争ルールの変化とも密接に関係する。日本の製造業が伝統的に得意としてきたのは、インテグラル型の製造であったが、たとえばエレクトロニクス業界に象徴されるように、かつてはインテグラル型だった製品がどんどんモジュラー化していくにつれ日本企業がシェアを失うという事態が起きており、大きな課題となっている。

企業として重要なのは、モジュラー、インテグラルのどの領域で戦っているのかをしっかりと把握したうえで、どのような競争が仕掛けられているのか、今後、どのように自社の戦略方向性を設定していくべきなのかを理解することである。

  • 嶋田 毅

    グロービス経営大学院 教員/グロービス 出版局長

    東京大学理学部卒、同大学院理学系研究科修士課程修了。戦略系コンサルティングファーム、外資系メーカーを経てグロービスに入社。累計150万部を超えるベストセラー「グロービスMBAシリーズ」の著者、プロデューサーも務める。著書に『グロービスMBAビジネス・ライティング』『グロービスMBAキーワード 図解 基本ビジネス思考法45』『グロービスMBAキーワード 図解 基本フレームワーク50』『ビジネス仮説力の磨き方』(以上ダイヤモンド社)、『MBA 100の基本』(東洋経済新報社)、『[実況]ロジカルシンキング教室』『[実況』アカウンティング教室』『競争優位としての経営理念』(以上PHP研究所)、『ロジカルシンキングの落とし穴』『バイアス』『KSFとは』(以上グロービス電子出版)、共著書に『グロービスMBAマネジメント・ブック』『グロービスMBAマネジメント・ブックⅡ』『MBA定量分析と意思決定』『グロービスMBAビジネスプラン』『ストーリーで学ぶマーケティング戦略の基本』(以上ダイヤモンド社)など。その他にも多数の単著、共著書、共訳書がある。
    グロービス経営大学院や企業研修において経営戦略、マーケティング、事業革新、管理会計、自社課題(アクションラーニング)などの講師を務める。グロービスのナレッジライブラリ「GLOBIS知見録」に定期的にコラムを連載するとともに、さまざまなテーマで講演なども行っている。

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