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MBA経営辞書「商品回転率」

投稿日:2013/04/30更新日:2019/04/09

商品回転率(Stockturnover)

商品回転率(回)は、売上金額を平均在庫金額で割ることで求められる。

商品回転率が高ければ一般に、在庫量が少なく、仕入れや販売管理が的確に行われていると考えられる。たとえば商品の劣化や破損、目減りなどの不良在庫の発生を低く抑えられており、それだけ利潤に直結するロスが小さいことを意味する。

また、柔軟な仕入活動を行うことが可能なので、気候の変化や話題の商品に素早く対応することも可能だ。そのため、衣料品のように陳腐化の激しい商品では、この指標が特に重視されている。

商品ごとに回転率を算出すると、売れ筋商品か否かが判断できるので、売場にどの商品を置き、どの商品を取り除くかを決める、あるいはそれぞれの商品にどの程度の陳列スペースを割り当てるかを考えるときに役立つ。ただし、商品回転率が高すぎる場合には、品切れを起こし売り損じが生じている可能性もあるので、注意しなくてはならない。

▼「MBA経営辞書」とは
グロービスの講師ならびにMBA卒業生など、幅広い分野から知を結集して執筆された、約800語の経営用語を擁する辞書サイト。意味の解説にとどまらず概念図や具体例も提示し、マーケティング、ファイナンスなどの分野別に索引できる。今後、検索機能ほかサイト機能の追加を行う一方、掲載用語を1000語程度まで拡充した上でサイト上でのご意見の収集ならびに監修の実施を通じた更なる精緻化を図り、グロービス編著のベストセラー書籍『MBAシリーズ』と併読いただける書籍として出版を予定している。

  • 嶋田 毅

    グロービス経営大学院 教員/グロービス 出版局長

    東京大学理学部卒、同大学院理学系研究科修士課程修了。戦略系コンサルティングファーム、外資系メーカーを経てグロービスに入社。累計150万部を超えるベストセラー「グロービスMBAシリーズ」の著者、プロデューサーも務める。著書に『グロービスMBAビジネス・ライティング』『グロービスMBAキーワード 図解 基本ビジネス思考法45』『グロービスMBAキーワード 図解 基本フレームワーク50』『ビジネス仮説力の磨き方』(以上ダイヤモンド社)、『MBA 100の基本』(東洋経済新報社)、『[実況]ロジカルシンキング教室』『[実況』アカウンティング教室』『競争優位としての経営理念』(以上PHP研究所)、『ロジカルシンキングの落とし穴』『バイアス』『KSFとは』(以上グロービス電子出版)、共著書に『グロービスMBAマネジメント・ブック』『グロービスMBAマネジメント・ブックⅡ』『MBA定量分析と意思決定』『グロービスMBAビジネスプラン』『ストーリーで学ぶマーケティング戦略の基本』(以上ダイヤモンド社)など。その他にも多数の単著、共著書、共訳書がある。
    グロービス経営大学院や企業研修において経営戦略、マーケティング、事業革新、管理会計、自社課題(アクションラーニング)などの講師を務める。グロービスのナレッジライブラリ「GLOBIS知見録」に定期的にコラムを連載するとともに、さまざまなテーマで講演なども行っている。

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