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MBA経営辞書「導入期」

投稿日:2012/07/09更新日:2019/04/09

導入期(introductionstage)

プロダクトライフサイクル理論における市場の発達の初期段階。以後、成長期、成熟期、衰退期と続く。

新技術や海外からの製品・サービス導入によって市場が創出される場合が多い。また、新興国などでは、購買層の裕福化に伴って市場が立ち上がってくる傾向がみられる。

この段階では、製品・サービスの使用方法や現在使用中の製品・サービスに対する優位性についての啓蒙活動が重視され、顧客へのコミュニケーションが試みられる。

導入期における基本的な目的は、第一次需要をつくり出すこと、すなわち、できるだけ迅速かつ完全に従来品に取って代わることにより、初期の需要を最大化するのである。

特にハイテク分野などイノベーション度合いの高い場合、導入期にその製品・サービスを購入する層をイノベーター顧客と呼ぶ。

イノベーターは、新しもの好きで、チャレンジングな層である。マニアックな人々であることも多い。典型的なS字型のプロダクトライフサイクルのカーブでは、およそ市場の2、3%程度存在すると言われている。

▼「MBA経営辞書」とは
グロービスの講師ならびにMBA卒業生など、幅広い分野から知を結集して執筆された、約800語の経営用語を擁する辞書サイト。意味の解説にとどまらず概念図や具体例も提示し、マーケティング、ファイナンスなどの分野別に索引できる。今後、検索機能ほかサイト機能の追加を行う一方、掲載用語を1000語程度まで拡充した上でサイト上でのご意見の収集ならびに監修の実施を通じた更なる精緻化を図り、グロービス編著のベストセラー書籍『MBAシリーズ』と併読いただける書籍として出版を予定している。

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