ハロー効果(haloeffect)
ある対象を評価するときに、目立ちやすい特徴に引きずられて他の特徴についての評価が歪められる現象のこと。光背効果、後光効果とも呼ぶ。
心理学の世界では、認知バイアスと呼ばれるものの1つである。
ハロー効果には、ポジティブ・ハロー効果とネガティブ・ハロー効果とがある。
ポジティブ・ハロー効果は、評価者が人材を評価する際に、ある特定の評価項目が高いと感じた場合に、別の項目も高くしてしまう現象である。また、ネガティブ・ハロー効果は、評価者が人材を評価する際に、ある特定の評価項目が低いと感じた場合に、別の評価を低くしてしまう現象である。
ポジティブ・ハロー効果の例として、Aさんが有名大学を卒業しているということと、ビジネスパーソンとして優れているかどうかは本来関係のないことであるが、有名大学を卒業していることを理由として、Aさんを優れたビジネスパーソンであると評価する、といったものがある。