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MBA経営辞書「CXO」

投稿日:2010/12/14更新日:2019/04/09

CXO(ChiefXOfficer)

マネジメントメンバーと中核となる、それぞれの機能の最高責任者。

最も重要なのは、言うまでもなくCEOだ。CEOは魅力的なビジョンやミッション、経営理念を打ち出すとともに、顧客への提供価値を常に訴え続け、同時に、あらゆるステークホルダーを引き付け、彼らと良好な関係を構築することが期待される。文字通り企業の「顔」となる。

COOは、CEOの右腕として、業務を統括する。CEOがステークホルダーに向けた「顔」とすると、COOは社内の実務統括責任者と言える。

CFOは、財務全般に責任を持ち、資金提供者に適切に情報開示し、最も有利な条件で資金調達を行う。また、社内の会計システムの責任者でもあり、タイムリーかつ有効なレポーティングシステムを構築・運営する責任を持つ。「カネ」の面の総責任者である。なお、ベンチャー企業では、単にお金の面だけではなく、総務的な役割を期待される場合もある。

以上の3つのCXOが特に米国企業などでは必須とされるが、それ以外にCMO(最高マーケティング責任者)やCTO(最高技術責任者)を置く企業も多い。CMOは常に市場の動向をウォッチし、顧客への最適なアプローチを考える人材であり、CTOは、社内外の技術動向を監視し、新しい技術を吸収するとともに、技術競争力に責任を持つ人材である。

近年では、これらに加え、CLO(最高ラーニング責任者)やCIO(最高IT責任者)、CKO(最高ナレッジ責任者)などを設ける企業もある。CLOやCIO、CKOは、「知」の活用こそが競争優位の源泉となるプロフェッショナル・ファームやハイテク企業などに多い。

▼「MBA経営辞書」とは
グロービスの講師ならびにMBA卒業生など、幅広い分野から知を結集して執筆された、約700語の経営用語を擁する辞書サイト。意味の解説にとどまらず概念図や具体例も提示し、マーケティング、ファイナンスなどの分野別に索引できる。今後、検索機能ほかサイト機能の追加を行う一方、掲載用語を1000語程度まで拡充した上でサイト上でのご意見の収集ならびに監修の実施を通じた更なる精緻化を図り、グロービス編著のベストセラー書籍『MBAシリーズ』と併読いただける書籍として出版を予定している。

  • 嶋田 毅

    グロービス経営大学院 教員/グロービス 出版局長

    東京大学理学部卒、同大学院理学系研究科修士課程修了。戦略系コンサルティングファーム、外資系メーカーを経てグロービスに入社。累計150万部を超えるベストセラー「グロービスMBAシリーズ」の著者、プロデューサーも務める。著書に『グロービスMBAビジネス・ライティング』『グロービスMBAキーワード 図解 基本ビジネス思考法45』『グロービスMBAキーワード 図解 基本フレームワーク50』『ビジネス仮説力の磨き方』(以上ダイヤモンド社)、『MBA 100の基本』(東洋経済新報社)、『[実況]ロジカルシンキング教室』『[実況』アカウンティング教室』『競争優位としての経営理念』(以上PHP研究所)、『ロジカルシンキングの落とし穴』『バイアス』『KSFとは』(以上グロービス電子出版)、共著書に『グロービスMBAマネジメント・ブック』『グロービスMBAマネジメント・ブックⅡ』『MBA定量分析と意思決定』『グロービスMBAビジネスプラン』『ストーリーで学ぶマーケティング戦略の基本』(以上ダイヤモンド社)など。その他にも多数の単著、共著書、共訳書がある。
    グロービス経営大学院や企業研修において経営戦略、マーケティング、事業革新、管理会計、自社課題(アクションラーニング)などの講師を務める。グロービスのナレッジライブラリ「GLOBIS知見録」に定期的にコラムを連載するとともに、さまざまなテーマで講演なども行っている。

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