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MBA経営辞書「可視化」

投稿日:2010/11/02更新日:2019/04/09

可視化(Visualization)

可視化は、より分かりやすい言葉で「見える化」などとも言われる(厳密には「見える化」と可視化は必ずしも同じ意味合いで用いられるわけではないが、ここではほぼ同義と考える)。可視化という言葉そのものは、日常用語でも使われるものであり、通常は直接見ることのできない事象や関係性を、数値やチャートなどの形に置き換えることを指す。ただし、ビジネスの場で可視化という時、そこにはさらに、以下のような経営に関する問題意識が内包されているのが通常である。

・「主観ではなく、客観的事実に基づいて行動、コミュニケーションしよう」というファクト重視、
説明責任重視の意識
・「実施した施策が本当に効果を上げているのか」を見極める費用対効果、投資対効果の意識
・「何か重要な問題が起きているのではないか、それを早く見極めたい」という、問題発見、問題解決の意識
・「情報を逸早く分かりやすく共有しよう」というオープン経営、コミュニケーション重視の意識

つまり、なんとなく漫然と経営やオペレーションを行うのではなく、たとえばKPI(KeyPerformanceIndicator:主要業績指標)をスピーディに測定・共有し、「何が起きているのか」に関して可視化を実現するなど、より科学的で効果的なマネジメントを実現しようという強い意思が根底にある。

可視化にはさらに、ファクトが人々の記憶に残り易い、あるいは、視覚的に頭の中でイメージしながら物事を考えられるというメリットもある。

▼「MBA経営辞書」とは
グロービスの講師ならびにMBA卒業生など、幅広い分野から知を結集して執筆された、約700語の経営用語を擁する辞書サイト。意味の解説にとどまらず概念図や具体例も提示し、マーケティング、ファイナンスなどの分野別に索引できる。今後、検索機能ほかサイト機能の追加を行う一方、掲載用語を1000語程度まで拡充した上でサイト上でのご意見の収集ならびに監修の実施を通じた更なる精緻化を図り、グロービス編著のベストセラー書籍『MBAシリーズ』と併読いただける書籍として出版を予定している。

  • 嶋田 毅

    グロービス経営大学院 教員/グロービス 出版局長

    東京大学理学部卒、同大学院理学系研究科修士課程修了。戦略系コンサルティングファーム、外資系メーカーを経てグロービスに入社。累計150万部を超えるベストセラー「グロービスMBAシリーズ」の著者、プロデューサーも務める。著書に『グロービスMBAビジネス・ライティング』『グロービスMBAキーワード 図解 基本ビジネス思考法45』『グロービスMBAキーワード 図解 基本フレームワーク50』『ビジネス仮説力の磨き方』(以上ダイヤモンド社)、『MBA 100の基本』(東洋経済新報社)、『[実況]ロジカルシンキング教室』『[実況』アカウンティング教室』『競争優位としての経営理念』(以上PHP研究所)、『ロジカルシンキングの落とし穴』『バイアス』『KSFとは』(以上グロービス電子出版)、共著書に『グロービスMBAマネジメント・ブック』『グロービスMBAマネジメント・ブックⅡ』『MBA定量分析と意思決定』『グロービスMBAビジネスプラン』『ストーリーで学ぶマーケティング戦略の基本』(以上ダイヤモンド社)など。その他にも多数の単著、共著書、共訳書がある。
    グロービス経営大学院や企業研修において経営戦略、マーケティング、事業革新、管理会計、自社課題(アクションラーニング)などの講師を務める。グロービスのナレッジライブラリ「GLOBIS知見録」に定期的にコラムを連載するとともに、さまざまなテーマで講演なども行っている。

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