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MBA経営辞書「リードタイム」

投稿日:2010/09/27更新日:2019/04/09

リードタイム(leadtime)

ある処理、工程、業務の開始から終了までの時間。

オペレーション品質を測定する4つの指標(スピード、正確性、コスト、継続性)のうちスピードを測る上での指標として使われる。

例えば、発注から納品までのりードタイムは、在庫を持てば短くなるが、在庫リスクも増大してしまう。しかし、在庫がなくなるとリードタイムが長くなり、ビジネスチャンスを逃す可能性がある。そこで、在庫リスクを最少にしつつリードタイムを最短にできるよう、製造業では発注から製造、配送までの製造プロセス、流通業では受発注プロセスと配送プロセスなどを効率化し、それぞれのリードタイムの短縮化を図っている。各プロセスで必要な情報を統合して、全体での効率化を図るのがSCM(サプライチェーン・マネジメント)である。

また例えば、開発から事業化までのリードタイムをいう見方をすると、デジタル家電や半導体、薬品業界などの開発競争では、その短縮が競争優位性に結びつく。そのためには情報の共有だけでなく、全社でのシステム統合や業務の標準化が求められる。場合によっては、医薬品業界のように外部技術を提携やM&Aなどで取り入れることも必要になる。

  • 嶋田 毅

    グロービス経営大学院 教員/グロービス 出版局長

    東京大学理学部卒、同大学院理学系研究科修士課程修了。戦略系コンサルティングファーム、外資系メーカーを経てグロービスに入社。累計150万部を超えるベストセラー「グロービスMBAシリーズ」の著者、プロデューサーも務める。著書に『グロービスMBAビジネス・ライティング』『グロービスMBAキーワード 図解 基本ビジネス思考法45』『グロービスMBAキーワード 図解 基本フレームワーク50』『ビジネス仮説力の磨き方』(以上ダイヤモンド社)、『MBA 100の基本』(東洋経済新報社)、『[実況]ロジカルシンキング教室』『[実況』アカウンティング教室』『競争優位としての経営理念』(以上PHP研究所)、『ロジカルシンキングの落とし穴』『バイアス』『KSFとは』(以上グロービス電子出版)、共著書に『グロービスMBAマネジメント・ブック』『グロービスMBAマネジメント・ブックⅡ』『MBA定量分析と意思決定』『グロービスMBAビジネスプラン』『ストーリーで学ぶマーケティング戦略の基本』(以上ダイヤモンド社)など。その他にも多数の単著、共著書、共訳書がある。
    グロービス経営大学院や企業研修において経営戦略、マーケティング、事業革新、管理会計、自社課題(アクションラーニング)などの講師を務める。グロービスのナレッジライブラリ「GLOBIS知見録」に定期的にコラムを連載するとともに、さまざまなテーマで講演なども行っている。

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