実績主義(meritsystem)
業務遂行の結果に基づき評価を行うという考え方。
例えば、出来高・売上高に応じた評価は、実績主義の典型である。客観的・定量的な物差しのみをベースとするもので、その実績を上げるための方法も環境も問わない、きわめて透明性が高い仕組みである。
ただし、現実の世界では本人の管理可能な範囲を超えた要素が実績に影響することも多く、必ずしも納得性の高い結果とはならない。営業担当者の業績などは、必ずしも一個人に依存しないものである。実績主義を重視しすぎると、チームワークが損なわれたり、コンプライアンスに反する行動が生じたり、視野が短期的になったりするデメリットもある。
▼「MBA経営辞書」とは
グロービスの講師ならびにMBA卒業生など、幅広い分野から知を結集して執筆された、約700語の経営用語を擁する辞書サイト。意味の解説にとどまらず概念図や具体例も提示し、マーケティング、ファイナンスなどの分野別に索引できる。今後、検索機能ほかサイト機能の追加を行う一方、掲載用語を1000語程度まで拡充した上でサイト上でのご意見の収集ならびに監修の実施を通じた更なる精緻化を図り、グロービス編著のベストセラー書籍『MBAシリーズ』と併読いただける書籍として出版を予定している。
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