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MBA経営辞書「観察」

投稿日:2009/07/21更新日:2019/04/09

観察(Observation)

物事の様相をありのままに詳細に見極めること。観察は、非常に日常的な用語、行為であるが、ビジネスにおいて仮説を立案したり検証したりするときのベースとなる行為でもある。

検証のための観察では、すべてのケースを観察するわけにはいかないので、注意深く適切な対象(サンプル)を選ばなくてはならない。例えば、都内の店舗に関する仮説を検証する際に、一等地の銀座店や青山店だけを見ていたのでは、正しい検証はできない。

観察にあたっては、メインの観察対象に注目しすぎるのではなく、視野を広げて、その周辺で何が起こっているかも見ておくと有効だ。状況によっては、観察結果に影響を与えない範囲で、(店頭の観察であれば)店員さんに話を聞くなど、臨機応変な行動が望まれる。

複数の人間で観察に当たる際には、基準を決め、客観性、一貫性を保つことも重要だ。

次回は「アンケート」を取り上げます。

▼「MBA経営辞書」とは
グロービスの講師ならびにMBA卒業生など、幅広い分野から知を結集して執筆された、約700語の経営用語を擁する辞書サイト。意味の解説にとどまらず概念図や具体例も提示し、マーケティング、ファイナンスなどの分野別に索引できる。今後、検索機能ほかサイト機能の追加を行う一方、掲載用語を1000語程度まで拡充した上でサイト上でのご意見の収集ならびに監修の実施を通じた更なる精緻化を図り、グロービス編著のベストセラー書籍『MBAシリーズ』と併読いただける書籍として出版を予定している。

  • 嶋田 毅

    グロービス経営大学院 教員/グロービス 出版局長

    東京大学理学部卒、同大学院理学系研究科修士課程修了。戦略系コンサルティングファーム、外資系メーカーを経てグロービスに入社。累計150万部を超えるベストセラー「グロービスMBAシリーズ」の著者、プロデューサーも務める。著書に『グロービスMBAビジネス・ライティング』『グロービスMBAキーワード 図解 基本ビジネス思考法45』『グロービスMBAキーワード 図解 基本フレームワーク50』『ビジネス仮説力の磨き方』(以上ダイヤモンド社)、『MBA 100の基本』(東洋経済新報社)、『[実況]ロジカルシンキング教室』『[実況』アカウンティング教室』『競争優位としての経営理念』(以上PHP研究所)、『ロジカルシンキングの落とし穴』『バイアス』『KSFとは』(以上グロービス電子出版)、共著書に『グロービスMBAマネジメント・ブック』『グロービスMBAマネジメント・ブックⅡ』『MBA定量分析と意思決定』『グロービスMBAビジネスプラン』『ストーリーで学ぶマーケティング戦略の基本』(以上ダイヤモンド社)など。その他にも多数の単著、共著書、共訳書がある。
    グロービス経営大学院や企業研修において経営戦略、マーケティング、事業革新、管理会計、自社課題(アクションラーニング)などの講師を務める。グロービスのナレッジライブラリ「GLOBIS知見録」に定期的にコラムを連載するとともに、さまざまなテーマで講演なども行っている。

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