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第5回G1サミット~1)オープニングの言葉

投稿日:2013/02/18更新日:2024/11/27

「これだけ多くの仲間に集まってもらえて、嬉しくって嬉しくってたまらないです。G1サミットは、5回目を迎えました。初回に『10回は続ける』と約束したので、やり続けます。G1サミットは続けるどころか、一段とパワーアップし続けています」。

僕がオープニングにそう告げて、第5回G1サミットが始まった。今回のG1サミットは、本当にパワーアップした。安倍首相からビデオメッセージをもらうことができた。新たに来ることになった著名人には、小泉進次郎さん、紫舟さん、つんく♂さん、川口淳一郎さん、千住博さん、北島康介さん、古田敦也さん等がいる。小野寺五典防衛大臣は、北朝鮮や尖閣問題でご多忙な中、中継でパネルにご登壇頂き、森雅子大臣にもスピーチを頂いた。大臣2名に加えて、官房副長官1名、副大臣2名、そして知事5名と市長7名だ。合計300名近くの参加者と家族が、福島の裏磐梯に集結したことになる。

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パワーアップしている理由は、いくつかある。一つ目が部会だ。昨年の石破茂さんと前原誠司さんとのセッション後に、G1政治部会が発足した。安倍首相、石破幹事長、小野寺大臣、林大臣、そして世耕官房副長官、更には細野大臣(当時)や前原政調会長(当時)が、定期的に僕の自宅に集まるという光景が生まれた。その政治部会がきっかけとなり、分野ごとに集まる「部会」が始まった。昨年末に開催されたG1首長の「京都合宿」には、5知事12市長が参加された。さらに、G1メディア、G1官僚も始まったのだ。

二つ目が、イベントだ。G1サミット以外のイベントが、いくつか始まった。100%英語で開催されるG1グローバルに続き、昨年11月にはG1経営者会議(主に大手企業の執行役員以上が参加)が開催された。今年からは、G1ベンチャーも開催する予定だ。

三つ目が、各自が成長したからだ。今年は来られなかったが、G1のボードメンバーで、4回連続で登壇された山中伸弥さんは、ノーベル賞を受賞された。G1サミットに過去参加された安倍晋三さんが総理大臣になり、秋山咲恵さんが産業競争力会議のメンバーに選ばれ、経済同友会の副代表幹事にもG1メンバーが選出されるようになってきた。つまり、皆が成長しているからだ。

G1の精神は、「批判より提案を」、「思想から行動へ」、「リーダーとしての自覚を」である。その精神に従い、G1は運営されてきた。その精神のお陰で、行動する文化が生まれた。

G1で僕が使い始めた言葉に、「世代の責任」がある。G1世代が、日本を良くしないと、子供たちの世代に申し訳ないのだ。一人の力では無力かもしれない。だけど、各分野のリーダーが集えば、全てが可能になる。経済力がある人は、お金を出す。能力がある人は、産業を生み出し、雇用を生む。権力がある人は、改革を。知名度がある人は、影響力を。知恵がある人は、知恵を。それらを合わされば、必ず日本はよくなる。逆に、「このG1サミットに集まっているメンバーが変えなければ、誰が変えるのか」、という強い思いがある。

その強い気持ちで、今回は、「思想から行動へ」の意味を込めて、「行動宣言」を充実させることにした。5つに分かれて実施される。女性の活用、日本の発信力、地域行政、政治、そして社会起業家だ。そして、最後の全体会で、G1としての「行動宣言」を採択することになる。

そして今回のG1サミットのテーマは、「福島・東北の復興と日本の再創造」だ。「福島」ということで、福島・東北の復興に力を入れている。福島ナイトが開催され、KIBOWランチがあり、地元の高校生・大学生を呼んだ「G1ユース」が行われる。

「ということで、盛りだくさんです。G1は、ネットで観ている人を含めて、皆さんのものです。是非多いに楽しみ、学び、刺激を受け、日本を良くする起爆剤として、G1を活かしてください。ここにG1サミット第5回目の開会を高らかに宣言します」と告げて、僕は、オープニングセッションの壇上から降りた。

次のコラムは、僕が観てきた風景を、ビデオや写真を交えながら紹介することにする。是非とも、G1を多いに楽しみ、学び、刺激を受け、日本を良くする起爆剤として、G1を活かしてください。

2013年2月18日

一番町の自宅にて執筆

堀義人

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