グロービス経営大学院発足した日の風景 

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本日朝9時45分に麹町のグロービスを出て、丸の内にある文部科学省に出向いた。2階の待合室は、認可証をもらう理事長や学長などでごったがえしていた。

ちょっとタバコくさいなと思ったが、机の上を見ても灰皿は見当たらない。周りを見渡してみると、待合室の横に喫煙室があった。その上部が開いているので、タバコの煙が流れてくるのである。これでは喫煙室の役割を果たしていない、と思いながら、他の大学・大学院名が呼ばれる中、30分ほどじっと待ち続けた。

「グロービス経営大学院」と呼ばれたので、立ち上がり、6階の審議官室に出向いた。そこで審議官から、認可証を受領することになっていた。順番となり、中に入った。審議官の前に立ち、認可証の中身が読み上げられた。

僕は、両手を広げて、しっかりと認可証を受取った。賞状をもらうのに慣れていないので、受取る姿勢がちょっとぎこちなかった。

そして、それを受け取った瞬間に、『グロービス経営大学院大学』が正式に発足したのである。聞くところによると、この証書をもらった後から、グロービス経営大学院が正式に発足し、‘学長‘という肩書きも使ってもいいのだと言う。

一緒に認可証を受取りに行ったグロービスの仲間との間に、それほどの笑顔は無かった。この認可の取得は、まだ一つの過程でしかないと皆思っているし、本番はこれからであるということを認識しているからである。

そもそも、僕らグロービスは、30年計画でやってきているのである。そして、この認可証の取得は、その一過程でしかないのである。「アジアNo.1のビジネススクールを目指して」と題した新しい広告を見た人も多いと思う。僕の横顔の写真入りで、力強く以下のとおり、述べているものである。

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1992年に、アパートの一室と渋谷の貸し教室から始まったグロービス・マネジメント・スクール(GMS)も今や、東京、大阪、名古屋、通信教育、更にはエグゼティブ向けスクールと成長し、年間1万人弱の方々が受講していただくに至りました。

単科受講が基本だったカリキュラムも、受講生の要望に応え、英国国立大学のレスター大学とのMBAプログラムをつくり、オリジナルMBAプログラム(GDBA)を創出し、そして現在、文科省に大学院設置を申請をするまでに進化しました。

そしてこのグロービスを創ってきたのが、やる気のある優秀な受講生の方々です。

ぜひ皆さんと一緒に、社会を創造し変革する「アジアNo.1のビジネススクール」を創り続けたいと思っています。
グロービスで会いましょう。

グロービス経営大学院(設置認可申請中)学長就任予定 堀義人

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本日「設置認可申請中」と「就任予定」がとれて、晴れて大学院の学長になった。ここまでの流れを頭の整理を兼ねて、次のコラムから振り返ってみることにする。


2005年12月5日
グロービス大阪校にて
堀義人

 

京都大学工学部卒、ハーバード大学経営大学院修士課程修了(MBA)。住友商事株式会社を経て、1992年株式会社グロービス設立。1996年グロービス・キャピタル、1999年 エイパックス・グロービス・パートナーズ(現グロービス・キャピタル・パートナーズ)設立。2006年4月、グロービス経営大学院を開学。学長に就任する。若手起業家が集うYEO(Young Entrepreneur's Organization 現EO)日本初代会長、YEOアジア初代代表、世界経済フォーラム(WEF)が選んだNew Asian Leaders日本代表、米国ハーバード大学経営大学院アルムナイ・ボード(卒業生理事)等を歴任。現在、経済同友会幹事等を務める。2008年に日本版ダボス会議である「G1サミット」を創設。2011年3月大震災後に、復興支援プロジェクトKIBOWを立ち上げ、翌年一般財団法人KIBOWを組成し、理事長を務める。2013年6月より公益財団法人日本棋院理事。いばらき大使、水戸大使。著書に、『創造と変革の志士たちへ』(PHP研究所)、『吾人(ごじん)の任務』 (東洋経済新報社)、『人生の座標軸』(講談社)等がある。

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