YES発足5日目の風景〜改めて問う「なぜYESプロジェクトなのか?」 

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8月29日月曜日。朝からシンガポールの投資家が来日しており、面談した。その後社内会議がびっしりである。月曜日は、社内の会議が多い。その間にYESプロジェクト、「起業家の風景」のブログをチェックして、YES@GREEも覗いてみる。

僕の「起業家の風景」のブログに「ある社会人の日常」といるブログからトラックバックをもらった。
最後に以下書いてあった。

「今後、このプロジェクトに期待することは、どうして選挙に行くのか?世の中を変えていかなければならないといけないのかを誰にでもわかる言葉で話してもらいたい」。

僕なりに、わかりやすく書いてみようと思う。わかりにくかったら、ゴメンナサイ、です。(^^)

<なぜYESプロジェクトなのか?>
若い人やビジネスパーソンが発言し投票に行かないと、日本の政治は政治家と支持団体のもののみになってしまう。

今までは、民間にいるビジネスパーソンや若手は、あまりにも政治に関わらなさすぎたと思う。その結果、特定の支持団体と政治家との癒着が進み、彼らのいいように法律はつくられ、税金は使われ、特殊法人はつくられ、天下りが行われてきた。

また選挙に行く人が年配の方ばかりであれば、法律や年金も全て年配の方々に有利になっていく。僕も経験があるのだが、政府の審議会に出ると、僕は最も若い部類に入る。40代前半でも、である。そんな状態で、若者のための施策などが作られるわけがない。すると、難題は全て先送りになる。

その結果、国家および地方公共団体、さらには特殊法人などには、膨大な借金を抱えるに至る。この借金の総額は、700兆円とも言われ、国家の税収の20倍近い額に上っている。さらに、毎年使っている歳出が税収の倍以上なのである。国家を企業としてみると、売り上げの倍以上の支出を行い、しかも借り入れが売り上げの20倍になっているのだ。こんな馬鹿な、である。

年金も国家財政も破綻するであろう。そして、そのしわ寄せは、次世代、つまり僕ら若者に来るのである。もうたくさんだ。

僕らは、この悪循環を断ち切る必要がある。これが一番のプライオリティだと思う。

そのためには、何が必要か。先ずは、徹底的な政官の無駄や非効の排除が必要である。
これらをやろうとしたのが、小泉改革である。

・特殊法人改革
・道路公団の民営化
・公共事業の削減
・郵政民営化などである。

僕からすると、守旧派の抵抗があって、全てがちょっと中途半端となったが、前に進めているだけでもエライと思う。ただ、この程度の改革では日本の将来は暗い。これから更にスピードを上げていく必要がある。

・公務員数の削減と給与制度の見直し
・補助金・助成金のカット
・税制優遇団体の見直し(宗教法人、学校法人など)
・公的金融機関の整理・統合・民営化

徹底的に全ての改革をする必要がある。官から民へ、小さな政府の実現だ。

そのためには、政治に関わってきた支持団体ではなく、新たな力が必要になる。その新しい力は、若い世代であり民間のビジネスパーソンである。幸いにも、その若い世代は、インターネットに精通しており、ブログやSNSで結びつきやすい。

その若者の声を一つにして、政治を僕らが動かしていくための草の根的なネットワークとして、YESプロジェクトは生まれたのである。

<YES運動>
選挙に行こう
改革を進めよう
もっと発言しよう

改革を進める有能な政治家を国会に送り込みたい。本来は、選挙区ごとに、改革派と守旧派の政治家を比較して、選挙民の判断で、投票できるようにしたかった(幻と消えた「政治家比較ドットコム構想」参照)。その方が、皆さんにとってもわかりやすいであろう。

僕ら若者が発言し、選挙に行くことにより、影響力を持ち始めると、世の中が変わる。国会の場で、郵政民営化反対票を投じるなどという馬鹿げた行為をあんなにおおっぴらにするような政治家がいなくなるのだと思う。

僕らの声を国会に届けようではないか。
もう待っていられない。守旧派が一掃されている今がチャンスである。

選挙に行こう!
改革を進めよう!
もっと発言しよう!

皆さんの積極的な参画を期待する。

YESプロジェクト発起人代表
堀義人(グロービス)
http://blog.globis.co.jp/hori/


今日も寝るのが、深夜の2:00を回っている。こういう生活が選挙まで続くのであろう。先日、グロービスのスタッフや社外取締役に、YES!PROJECT参画への理解をもらうために次のようなメールを発信した。

発起人代表として始めた以上、トコトンまでやらないと、逆に批判を受けます。あれだけの発起人リストです。中途半端が一番よくないです。
「さすが、グロービスの堀義人」と言われるまでやらないと、結局「なあんだ」で終わってしまいます。

9月11日まで、やるだけのことはやってみようと思っています。
多くの皆さんには多少(いっぱい?)の負担があるかと思いますが、よろしくご理解お願いします。m(--)m

グロービスの皆さんも、暖かい目で見守ってください。m(--)m

みんなの理解が無いとこのプロジェクトは成功しないです。
ご協力をよろしくお願いします。m(--)m

2005年8月29日
自宅にて
堀義人

京都大学工学部卒、ハーバード大学経営大学院修士課程修了(MBA)。住友商事株式会社を経て、1992年株式会社グロービス設立。1996年グロービス・キャピタル、1999年 エイパックス・グロービス・パートナーズ(現グロービス・キャピタル・パートナーズ)設立。2006年4月、グロービス経営大学院を開学。学長に就任する。若手起業家が集うYEO(Young Entrepreneur's Organization 現EO)日本初代会長、YEOアジア初代代表、世界経済フォーラム(WEF)が選んだNew Asian Leaders日本代表、米国ハーバード大学経営大学院アルムナイ・ボード(卒業生理事)等を歴任。現在、経済同友会幹事等を務める。2008年に日本版ダボス会議である「G1サミット」を創設。2011年3月大震災後に、復興支援プロジェクトKIBOWを立ち上げ、翌年一般財団法人KIBOWを組成し、理事長を務める。2013年6月より公益財団法人日本棋院理事。いばらき大使、水戸大使。著書に、『創造と変革の志士たちへ』(PHP研究所)、『吾人(ごじん)の任務』 (東洋経済新報社)、『人生の座標軸』(講談社)等がある。

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