G1経営者会議2014
第2部 全体会 「2020年に向けた日本の都市と産業 ~経済人が担う役割とは~」Part1/3
2020年の東京五輪をマイルストーンとして、日本中が動き出している。都市間のグローバルな競争が進む中で、魅力ある国際都市TOKYOを世界に発信し、日本の文化・経済の牽引力としていくために、どのようなグランドデザインを描き、実行していくべきか。安倍政権の中枢を担う世耕弘成氏、虎ノ門ヒルズを起爆剤に、都市再生を推進する森ビルの森浩生氏をパネリストに迎え、2020年の都市と産業を議論する(肩書は2014年11月3日登壇当時のもの。視聴時間16分41秒)。
世耕 弘成氏
内閣官房副長官 参議院議員
森 浩生氏
森ビル株式会社 取締役副社長執行役員
竹中 平蔵氏(モデレーター)
慶應義塾大学 教授
グローバルセキュリティ研究所 所長
【ポイント】
・3本の矢の3本目は時間がかかるし何度もローリングしながら次の手を打ち続けていかなければいけない(世耕氏)
・「基本的にはこう書けば100点満点はもらえるだろう」という答え自体は分かっている。ただ、政治はプロセスだ。60点でも70点でも80点でもいいから物事を前へ進める。「それが安倍政権の特徴なんだ」(世耕氏)
・(GPCI、都市間競争について)アジアの各都市が大変な勢いで迫ってきている。従って、東京だけで考えるのではなく、国をあげて東京の競争力を高めていくことが日本再生にもつながる(森氏)
・日本も東京も良くなってはいるものの、世界が発展しているその速度はもっと速い(竹中氏)
・容積率の緩和は大変重要だ。GPCIでも都市機能の集積度というのがあって、これは東京が強い一つのポイントでもある。ただ、だからといって乱開発になってもいけない(森氏)
・単純に容積を増やせば良くなるのではなくて、中身として何を入れるかが問われてくるのではないかと思う(森氏)
・ロンドンは景観もすごくきれいにコントロールしている。日本も気をつけていただきたい(世耕氏)
関連映像はこちらから
2020年までに何をつくり、その先何を残すのか?
「目に見えない魅力」、それが日本の強み
テキストはこちら
http://globis.jp/event_report/4131/