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MBA経営辞書「インストアシェア」

投稿日:2013/04/01更新日:2019/04/09

インストアシェア(In-storeshare)

取引先における自社商品の販売金額(数量)を取引先の総販売金額(数量)で割ったシェア。特定の取引先(あるいは店舗)における自社商品の相対的地位を示す。対チャネル戦略立案時に用いられることが多い。

一般に、この指標が高いと、取引先内における自社商品の競争力が、競合商品よりも優っていると考えられる。とくに、ある店舗や小売企業において、市場シェアよりも高いインストアシェアを獲得している場合は、その取引先と良好な関係が築かれている、店頭で行われているセールス・プロモーションが有効であると判断できる。逆に、ある取引先において、店全体の売上げが低下しているわけでもないのに、自社商品の営業成績が伸び悩んでいる場合、自社商品のインストアシェアと市場全体のシェアとを比べて、前者が後者よりも明らかに低いときには、現在行っているセールス・プロモーションに問題があることを意味する。

インストアシェアを高めるため、現状のセールス・プロモーションにおける問題点と販売強化をすべき商品を特定した上で、新たなマーケティング活動を展開していく必要がある。とくに、競合商品と比較して、品揃え、エンド売場(定番売場以外の売場で、店舗内の比較的目立つスペースを利用して商品が山積みされている売場)におけるプロモーション頻度、店内チラシなどの店舗キャンペーン頻度などが十分かどうかを点検する必要がある。また、スペースシェア(店舗内での売場占有率)を高めることも有効である。

なお、一般に、販売価格が比較的低い商品の方が、インストアシェアを短期間に高めやすいとされる。

▼「MBA経営辞書」とは
グロービスの講師ならびにMBA卒業生など、幅広い分野から知を結集して執筆された、約800語の経営用語を擁する辞書サイト。意味の解説にとどまらず概念図や具体例も提示し、マーケティング、ファイナンスなどの分野別に索引できる。今後、検索機能ほかサイト機能の追加を行う一方、掲載用語を1000語程度まで拡充した上でサイト上でのご意見の収集ならびに監修の実施を通じた更なる精緻化を図り、グロービス編著のベストセラー書籍『MBAシリーズ』と併読いただける書籍として出版を予定している。

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