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グロービスのハチャメチャな忘年会=イヤーエンドパーティ(YEP)

投稿日:2013/12/24更新日:2019/08/20

グロービスの年始は、創業者兼代表である僕による「新年の方針」で始まり、年末のイヤーエンドパーティ(YEP)で終わる。これが、グロービスの一年だ。

新年に方針を定め、それに応じて組織を変更し、戦略的フォーカスを決めて、ひたすらガムシャラに働き続ける。そして、年末のYEPでは一年間の頑張りを讃え合い、部門・会社・拠点・国を超えて交流し、シャンパンを飲み続け、ハチャメチャに騒ぎ、踊り、笑い、そして酔っ払い、夜を徹して二次会、三次会と遊び続ける。そして、記憶が朦朧とする中で眠りにつき、一年の仕事を終えるのだ。僕は、YEPの後は仕事をしないことにしているので、YEPはまさに年末最後の仕事兼慰労会でもある。

このハチャメチャなYEPは、創業来のグロービスの伝統でもある。グロービスの創業は、21年前の僕が29歳の時だ。最初の年は僕もスタッフも独身だったので、僕の三軒茶屋のマンションにスタッフと恋人等を集めて、開催した。その時のスタッフは女性2人と僕のたった3人だった。翌年僕は結婚した。2回目のYEPは僕ら夫婦の世田谷区代沢の新居で開催した。2年目はスタッフ5名。僕以外は皆独身だった。でも、それぞれ彼女・彼氏を誘って盛り上がった。3年目、4年目と我が家で開催していたが、余りにもハチャメチャに騒いだので、それが切っ掛けとなり、引っ越しをすることになった。

そして、それ以降は、外のレストランで開催することになった。創業期は、本当によく働いた。よく徹夜をして、週に2回は事務所に寝泊まりしたものだった。また資金繰りに苦労したこともあった。だからこそ年末まで頑張れたことは、とても意味があることだった。

今のように、多くの人々が起業家を志し、インキュベーターやアクセレレーターがあり、VCが資金を豊富に出す環境ではなかった。その当時はまだ起業家が少なかった。僕は、MBAホルダーとしては、日本初の起業家だったかと思う。僕の数年後に、楽天の三木谷浩史さんや、DeNAの南場智子さんが、起業した。

その環境だと、ゼロから小額の自己資金で起業するしかない。年末に、会社が生き残っていればそれだけで嬉しいものだった。ましてや、新たな仲間がジョインし、組織が成長しているとなると嬉しくて、嬉しくてたまらないのだ。YEPでお酒が入ると、一緒に苦楽を共にして闘ってきた仲間とは、戦友のように肩を叩きあって健闘を讃えたものだ。時には愛情を抑えきれなくなり、男女構わず抱擁してしまうのが、常だった(幸いその頃には、まだセクハラという言葉が無かったけど?)。

日中の会社の中では上下関係があるので、厳しいことを言うことが多い。無駄口も少ない。だが、年末のYEPは、「年忘れの無礼講」だから、上司としてではなくて、仲間として接したいという願望が、僕の中にはあった。

特に、業績が伸びた年には、社員に感謝の意を込めて、パーっと華やかに遊びたいものなのだ。そして、時には会員制の「クラブ1991」や、時には奮発して、「小笠原伯爵邸」を借り切り、二次会では踊りに行ったり、クラブを借り切ったりしてきた。普通の場所でのありきたりの忘年会などしたくないものだ。せっかくの機会なので、全くの異次元空間で、会社の延長線上ではない雰囲気で、着るものも変えて、気持ちをオープンにして、シャンパンを飲みながら、ハチャメチャに過ごすことにしたいものなのだ。

そして、毎年何らかのテーマを設定してきた。一昨年はアジアン風のドレスを着る「アジアンナイト」であった。そして、昨年のテーマは、「仮面舞踏会」。ドレスコードはフォーマルだった。僕は、黒のタキシードに黒の蝶ネクタイだ。そして仮面をつけて、シャンパンを片手に乾杯の音頭だ。仮面をつけたまま、グロービスの仲間にシャンパンのボトルを持ち歩き、「一年間お疲れさまー」と声をかけながら多くの人にシャンパンを注いで周ったものなのだ。この「仮面舞踏会」は、本当に盛り上がった。皆さんの会社にも、お勧めだ。

そして、今年のYEPは、12月25日にクラブ(昔のalife六本木)を借り切って行うことになった。テーマは、「バブルへGo!」だ。僕は、今年9月の経営会議の議事録のコメントに以下のように記して、全社員に送った。

「今年のYEPのテーマも決まりました。それは、じゃーーん!

「バブルへGo!」

です。

アベノミクスや東京オリンピック・パラリンピック2020招致成功により、日本にバブルが再来する可能性があります。その再来に備えて、過去のバブルを振り返り、体感しようというのが、今年のYEPのコンセプトです。場所は、六本木のクラブを借り切って、シャンパンを飲み放題にします(毎年のことですが、YEPではお酒を飲みすぎて乱れた状態になるかもしれないので、参加は強制でなく、原則自由参加です)。

参加者には、事前学習として、映画「バブルへGO!!」を観ることが義務付けられています。(^^)その際に学んだファッションで当日登場するのが、今回のドレスコードです(なお、当日のレポート提出は不要です)。

YEPに向けてしっかりと事前学習をお願いしますね。m(--)m」

そして、12月上旬に以下の通り、シラバスを発表しました。(笑)

「課題映画は視ましたか?

シラバスは、以下です。(^^)

課題映画である「バブルへGO!!」を視て、以下考えて、当日実施せよ。

1)「バブルへGO!!」のファッションを視て、当日どれか一つでもその時代のファッションに合うものを着てくること。

2)アベノミクス3 本の矢でバブルが再来する可能性があるが、どうやってそのバブルを楽しむべきかを映画から学び、当日のYEPで実践せよ。

3)当日のYEPでは、バブルが振る舞われますが、そのバブルを飲みながら、バブルの雰囲気に浸れ。

ということで、当日はバブリーな一夜を過ごしましょう。
何とYEPまで3 週間を切りました。それまで、頑張ろう!!」

そして、いよいよ今年のYEPまでは、あと3日を切ることになった。仕事としては24 、25 日と2 営業日を残すのみとなった。YEPの当日に、僕が着ていく格好も決まった。ダブルのダボダボのスーツに、ウィングカラーシャツにカラフルな蝶ネクタイをして、カラフルなスカーフをキザに首元にかけて、髪型はDepでオールバックに固めて、夜なのにサングラスをかけていこうかと思う。そして、片手にシャンパンのグラスを持ちながら、親しき仲間と80’sのユーロビートに合わせて踊り明かそうかと思う。

今年からは、セクハラが心配だから、イェローカードとレッドカードを10 セット近く用意した。危ない行為が発生しそうならば、カードが上がる(上げられる)仕組みを導入した。実は、一番危険なのは、僕なのだが。。またソーシャルメディアでのアップも原則禁止だ。グロービスの広報上の配慮からか。。

このYEPには、東京ばかりでなく、仙台、福岡、大阪、名古屋、更には上海、台北、シンガポールからグロービスのスタッフが結集するのだ。このためだけにまさに世界から東京に結集するのだ。入社予備軍も参加する。このYEPに参加して、グロービスの文化が好きになって(?)入社を決めたという、つわものがいるからだ。

この様にYEPでは、一年間頑張ってきた仲間と異次元空間に遊び、バブルに酔い、健闘を讃え合い、グロービスの仲間意識を確認する。二次会、三次会と流れ、そのまま酔いつぶれる。その後、年末年始をのんびり過ごして、新年の初日に新たな「新年の方針」のもと、グロービスが始動するのだ。そして、翌年のYEPで一年を終えるのだ。このサイクルの重要な締めくくりをするのが、このYEPだ。

Wow!今から楽しみだぜー。指折り数えてきたグロービスのイヤーエンドパーティ(YEP)が、あと4日で開催される。さぁ、みんなで盛り上がろうぜぇ。(^^)¥

2013年12月21日(YEPまであと4日!!)
一番町の自宅にて執筆
堀義人

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