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MBA経営辞書「内面化」

投稿日:2012/05/14更新日:2019/04/09

内面化(Internalization)

SECIモデルの最後のプロセス。連結化によって組織としての形式知とされたものを、再度個人の暗黙知として取りこんでいくフェーズ。

たとえば、新しく構築したビジネスを推進する中で生まれてくる顧客からのフィードバック(顧客の反応、実際の生声等)は、個人の経験値として深く内面に刻み込まれる。

あるいは、新しい製造プロセスの中で、実際に手や足を動かす中で感じる反応も、個々人の経験として内面に取り込まれていく(なお、SECIモデルは1回転して終わるものではなく、繰り返し回し続けるものである)。

内面化で重要なのは、内省と実践の反復である。内面化は、単に実践するだけで成功するものではない。自覚的、意識的に内省をして、体の中に取り込んでいくことが必要不可欠である。つまり、自分なりに工夫をし、反省をし、何度も繰り返すことで真に内面に取り込むことが必要である。

▼「MBA経営辞書」とは
グロービスの講師ならびにMBA卒業生など、幅広い分野から知を結集して執筆された、約800語の経営用語を擁する辞書サイト。意味の解説にとどまらず概念図や具体例も提示し、マーケティング、ファイナンスなどの分野別に索引できる。今後、検索機能ほかサイト機能の追加を行う一方、掲載用語を1000語程度まで拡充した上でサイト上でのご意見の収集ならびに監修の実施を通じた更なる精緻化を図り、グロービス編著のベストセラー書籍『MBAシリーズ』と併読いただける書籍として出版を予定している。

  • 嶋田 毅

    グロービス経営大学院 教員/グロービス 出版局長

    東京大学理学部卒、同大学院理学系研究科修士課程修了。戦略系コンサルティングファーム、外資系メーカーを経てグロービスに入社。累計150万部を超えるベストセラー「グロービスMBAシリーズ」の著者、プロデューサーも務める。著書に『グロービスMBAビジネス・ライティング』『グロービスMBAキーワード 図解 基本ビジネス思考法45』『グロービスMBAキーワード 図解 基本フレームワーク50』『ビジネス仮説力の磨き方』(以上ダイヤモンド社)、『MBA 100の基本』(東洋経済新報社)、『[実況]ロジカルシンキング教室』『[実況』アカウンティング教室』『競争優位としての経営理念』(以上PHP研究所)、『ロジカルシンキングの落とし穴』『バイアス』『KSFとは』(以上グロービス電子出版)、共著書に『グロービスMBAマネジメント・ブック』『グロービスMBAマネジメント・ブックⅡ』『MBA定量分析と意思決定』『グロービスMBAビジネスプラン』『ストーリーで学ぶマーケティング戦略の基本』(以上ダイヤモンド社)など。その他にも多数の単著、共著書、共訳書がある。
    グロービス経営大学院や企業研修において経営戦略、マーケティング、事業革新、管理会計、自社課題(アクションラーニング)などの講師を務める。グロービスのナレッジライブラリ「GLOBIS知見録」に定期的にコラムを連載するとともに、さまざまなテーマで講演なども行っている。

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