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MBA経営辞書「単一争点交渉」

投稿日:2012/03/12更新日:2019/04/09

単一争点交渉(Single-issueNegotiation)

交渉の形態の一種で、争点(それをめぐって交渉するポイント)が1つしか存在しない交渉。店頭での値引き交渉などが典型的。単純な交渉に多い形態である。

単一争点交渉は、一方の勝ち(得)が一方の負け(損)というゼロサムゲームが基本である。たとえば単純な価格交渉は、一方が3万円の得をすれば、一方は3万円の損をする。一定のパイを取り合う交渉と言い換えることもできる。

単一争点交渉は、交渉者がお互いに、自分の立場は守り相手の譲歩を要求してぶつかりあう「ハード型」と、自分はなるべく譲歩し相手によい思いをさせ、人間関係の維持と合意形成を重視するという「ソフト型」のどちらのスタイルで臨んでも不満が残ることが多い。

ハード型はいかにも結果として双方に不満が残りそうという意味で欠点が明白なのに対して、ソフト型は一見相手との友好関係を築けるのでよさそうにも見えるが、合意することを重視するあまり一方的に譲歩させられ、長期的に見て賢明とは言えない合意に落ち着いてしまうというリスクがある。

▼「MBA経営辞書」とは
グロービスの講師ならびにMBA卒業生など、幅広い分野から知を結集して執筆された、約700語の経営用語を擁する辞書サイト。意味の解説にとどまらず概念図や具体例も提示し、マーケティング、ファイナンスなどの分野別に索引できる。今後、検索機能ほかサイト機能の追加を行う一方、掲載用語を1000語程度まで拡充した上でサイト上でのご意見の収集ならびに監修の実施を通じた更なる精緻化を図り、グロービス編著のベストセラー書籍『MBAシリーズ』と併読いただける書籍として出版を予定している。

  • 嶋田 毅

    グロービス経営大学院 教員/グロービス 出版局長

    東京大学理学部卒、同大学院理学系研究科修士課程修了。戦略系コンサルティングファーム、外資系メーカーを経てグロービスに入社。累計150万部を超えるベストセラー「グロービスMBAシリーズ」の著者、プロデューサーも務める。著書に『グロービスMBAビジネス・ライティング』『グロービスMBAキーワード 図解 基本ビジネス思考法45』『グロービスMBAキーワード 図解 基本フレームワーク50』『ビジネス仮説力の磨き方』(以上ダイヤモンド社)、『MBA 100の基本』(東洋経済新報社)、『[実況]ロジカルシンキング教室』『[実況』アカウンティング教室』『競争優位としての経営理念』(以上PHP研究所)、『ロジカルシンキングの落とし穴』『バイアス』『KSFとは』(以上グロービス電子出版)、共著書に『グロービスMBAマネジメント・ブック』『グロービスMBAマネジメント・ブックⅡ』『MBA定量分析と意思決定』『グロービスMBAビジネスプラン』『ストーリーで学ぶマーケティング戦略の基本』(以上ダイヤモンド社)など。その他にも多数の単著、共著書、共訳書がある。
    グロービス経営大学院や企業研修において経営戦略、マーケティング、事業革新、管理会計、自社課題(アクションラーニング)などの講師を務める。グロービスのナレッジライブラリ「GLOBIS知見録」に定期的にコラムを連載するとともに、さまざまなテーマで講演なども行っている。

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