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MBA経営辞書「規模型事業」

投稿日:2011/03/22更新日:2019/04/09

規模型事業(Volumebusiness)

規模型事業とは、アドバンテージ・マトリックス上において右下に位置する事業であり、規模効果を追求することで、優位性が構築できる事業を指す。他の競争要因の影響度が小さく、競争要因が実質的に規模しかない事業ともいえる。製品が単純で差別性が少なく、その一方で、開発や生産、広告などで規模効果が効く場合にこの傾向は顕著になる。

具体的には、コスト以外の要素で差別化しにくい鉄鋼などが該当する。また、商業銀行なども、規模が大きいことで利便性も高まり、リスク耐性も強くなるためここに該当する。大手家電販売店なども、昨今は規模型事業化しつつある。

このタイプの事業では、M&Aなども駆使して規模を拡大することが成功の鍵となる。事実、鉄鋼や商業銀行、大手家電販売業では、今後もM&Aによる規模化が進むものとみられており、一方で、企業体力の弱い中小は、どんどん吸収されるか淘汰されていく可能性が高い。

▼「MBA経営辞書」とは
グロービスの講師ならびにMBA卒業生など、幅広い分野から知を結集して執筆された、約700語の経営用語を擁する辞書サイト。意味の解説にとどまらず概念図や具体例も提示し、マーケティング、ファイナンスなどの分野別に索引できる。今後、検索機能ほかサイト機能の追加を行う一方、掲載用語を1000語程度まで拡充した上でサイト上でのご意見の収集ならびに監修の実施を通じた更なる精緻化を図り、グロービス編著のベストセラー書籍『MBAシリーズ』と併読いただける書籍として出版を予定している。

  • 嶋田 毅

    グロービス経営大学院 教員/グロービス 出版局長

    東京大学理学部卒、同大学院理学系研究科修士課程修了。戦略系コンサルティングファーム、外資系メーカーを経てグロービスに入社。累計150万部を超えるベストセラー「グロービスMBAシリーズ」の著者、プロデューサーも務める。著書に『グロービスMBAビジネス・ライティング』『グロービスMBAキーワード 図解 基本ビジネス思考法45』『グロービスMBAキーワード 図解 基本フレームワーク50』『ビジネス仮説力の磨き方』(以上ダイヤモンド社)、『MBA 100の基本』(東洋経済新報社)、『[実況]ロジカルシンキング教室』『[実況』アカウンティング教室』『競争優位としての経営理念』(以上PHP研究所)、『ロジカルシンキングの落とし穴』『バイアス』『KSFとは』(以上グロービス電子出版)、共著書に『グロービスMBAマネジメント・ブック』『グロービスMBAマネジメント・ブックⅡ』『MBA定量分析と意思決定』『グロービスMBAビジネスプラン』『ストーリーで学ぶマーケティング戦略の基本』(以上ダイヤモンド社)など。その他にも多数の単著、共著書、共訳書がある。
    グロービス経営大学院や企業研修において経営戦略、マーケティング、事業革新、管理会計、自社課題(アクションラーニング)などの講師を務める。グロービスのナレッジライブラリ「GLOBIS知見録」に定期的にコラムを連載するとともに、さまざまなテーマで講演なども行っている。

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