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MBA経営辞書「経営システム」

投稿日:2010/10/25更新日:2019/04/09

経営システム(Managementsystem)

経営システムにはさまざまな定義があるが、狭義には、会計制度や、人事制度(HR制度)、意思決定メカニズム、会議体のありかたなどの組織運営上の仕組みを指す。また、それらを支えるITシステムなどもこれに含める場合が多い。ハーバード大学のマイケル・ポーター教授のバリューチェーンで言えば、支援活動に該当する部分だ。ハード的なマネジメント・システムと言ってもいいだろう。

より広義には、経営理念に代表されるソフト的な環境を整備することで、従業員の動機付けやベクトル合わせを行うことも経営システムに含まれる。さらには、リーダーを含むマネジメントチーム(経営チーム)を適切に構成し活動することや、彼らに対するガバナンスの仕組みを整備することも、広義の経営システムに含まれる場合がある。

これらのシステムは、ビジョンや戦略を前提に、相互に整合性を取りながら設計することにより、単に組織運営の効率性を上げるだけではなく、従業員の意識やベクトルを揃え、スキル向上にも多大な影響を与えることができる。また、組織の変革時などには、経営システムを変化させることで、従業員の意識改革を行うことが多い。

経営システム設計において、あえて共通する今日的なキーワードを挙げるとすれば、「可視化」と「権限委譲」の促進とが挙げられる。

▼「MBA経営辞書」とは
グロービスの講師ならびにMBA卒業生など、幅広い分野から知を結集して執筆された、約700語の経営用語を擁する辞書サイト。意味の解説にとどまらず概念図や具体例も提示し、マーケティング、ファイナンスなどの分野別に索引できる。今後、検索機能ほかサイト機能の追加を行う一方、掲載用語を1000語程度まで拡充した上でサイト上でのご意見の収集ならびに監修の実施を通じた更なる精緻化を図り、グロービス編著のベストセラー書籍『MBAシリーズ』と併読いただける書籍として出版を予定している。

  • 嶋田 毅

    グロービス経営大学院 教員/グロービス 出版局長

    東京大学理学部卒、同大学院理学系研究科修士課程修了。戦略系コンサルティングファーム、外資系メーカーを経てグロービスに入社。累計150万部を超えるベストセラー「グロービスMBAシリーズ」の著者、プロデューサーも務める。著書に『グロービスMBAビジネス・ライティング』『グロービスMBAキーワード 図解 基本ビジネス思考法45』『グロービスMBAキーワード 図解 基本フレームワーク50』『ビジネス仮説力の磨き方』(以上ダイヤモンド社)、『MBA 100の基本』(東洋経済新報社)、『[実況]ロジカルシンキング教室』『[実況』アカウンティング教室』『競争優位としての経営理念』(以上PHP研究所)、『ロジカルシンキングの落とし穴』『バイアス』『KSFとは』(以上グロービス電子出版)、共著書に『グロービスMBAマネジメント・ブック』『グロービスMBAマネジメント・ブックⅡ』『MBA定量分析と意思決定』『グロービスMBAビジネスプラン』『ストーリーで学ぶマーケティング戦略の基本』(以上ダイヤモンド社)など。その他にも多数の単著、共著書、共訳書がある。
    グロービス経営大学院や企業研修において経営戦略、マーケティング、事業革新、管理会計、自社課題(アクションラーニング)などの講師を務める。グロービスのナレッジライブラリ「GLOBIS知見録」に定期的にコラムを連載するとともに、さまざまなテーマで講演なども行っている。

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