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MBA経営辞書「定率法」

投稿日:2008/12/01更新日:2019/04/09

定率法(decliningbalancemethod)

償却の初期に、多くの減価償却を計上する方法。
減価償却費=(取得原価−減価償却費の累計額)×償却率

定率法の長所は、(1)機械などの能率が高いとき、すなわち収益の多いときに償却費が多く計上されること、(2)修繕費などが多くなる後年度に償却費が低減し、効率的な費用配分ができることが挙げられる。

短所は、(1)設備投資が多いときには、当初の償却費の負担が大きくなること、(2)償却費の費用配分が毎期均等化しないことが挙げられる。

なお、償却率を求める際に、残存価額をゼロとすると、数学的に計算が成り立たなくなってしまう。そこで今回の法律改正に伴い、償却率の算定方法として250%定率法という計算法が導入された。250%定率法ではまず、定額法の償却率(1/耐用年数)を2.5倍した率を償却率とする定率法により償却費を計算する。そして、この償却費が一定の金額(残存年数による均等償却の償却費)を下回る事業年度から残存年数による均等償却に切り換え、耐用年数経過時に1円まで償却する。

次回は「ナレッジ・マネジメント」を取り上げます。

▼「MBA経営辞書」とは
グロービスの講師ならびにMBA卒業生など、幅広い分野から知を結集して執筆された、約700語の経営用語を擁する辞書サイト。意味の解説にとどまらず概念図や具体例も提示し、マーケティング、ファイナンスなどの分野別に索引できる。今後、検索機能ほかサイト機能の追加を行う一方、掲載用語を1000語程度まで拡充した上でサイト上でのご意見の収集ならびに監修の実施を通じた更なる精緻化を図り、グロービス編著のベストセラー書籍『MBAシリーズ』と併読いただける書籍として出版を予定している。

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