まとまった時間がとれるGWは読書をするには絶好のチャンス。せっかくなら、ビジネスパーソンとして一皮剥けるような本を読みませんか?グロービス経営大学院の教員やグロ放題プロダクトリーダーが、「若いうちに読んでおいて良かった」「若いうちに読んでおけば良かった」という本をご紹介します!
ドラッカーの思想をいいとこどり!
■推薦:嶋田毅(グロービス出版局長 テクノベート関連の記事など多数執筆)
■推薦コメント:
マネジメントの父ドラッカーには多くの著書がありますが、その中でも本書はドラッカー思想のエッセンスを濃縮した1冊になっています。国や業種、企業、役職などを問わず当てはまる究極の普遍性があるため、若い方にぜひ目を通してほしい本ですが、1度読んで分かったつもりになってしまうのはもったいない。座右に置き、自分はどこまで彼の言葉を実践できているか、人生の節目ごとに振り返りながら読まれることをおすすめします。
『【エッセンシャル版】マネジメント 基本と原則』 著者:P.F.ドラッカー 訳者:上田惇生 発行元:ダイヤモンド社
TEDで話題の著者が明かす「不合理的な行動は予測がつく」とは?
予想どおりに不合理: 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」
■推薦:溜田信(グロービス経営大学院 教員「女性脳と男性脳の理論」などを連載)
■推薦コメント:
一時期ブームとなった「行動経済学」の本。作者は、TEDにも数本出演しているので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。提示される内容と、それを実証するための実験の話が面白く、かつ読みやすい本になっています。この社会を読み解くと、「人間は合理的な判断をする」のではなく、「不合理的なのだが、そこには予測がつく規則性がある」と考える方が、実践的で応用が効くことがわかります。
『予想どおりに不合理』 著者:ダン・アリエリー 訳者:熊谷淳子 発行元:早川書房
自分はリーダーになれるの?ふとした瞬間によぎる不安を払拭
■推薦:林恭子(グロービス経営大学院 教員「シネマで学ぶ組織論」などを連載)
■推薦コメント:
20代ではまだ部下もなく、リーダーシップと言われてもピンとこないという人も多いかも知れません。では部下がいない人にリーダーシップは関係ないのでしょうか?リーダーとは一体どんな人を指すのでしょうか?そもそもあなたはリーダーになれるのでしょうか?そんな問いに、様々な角度から答えてくれます。これから成長し、沢山の人を巻き込んで素晴らしいことを成しとげていく若きあなたに、今だからこそ読んでおいてほしい本です。
『リーダーシップの旅』 著者:野田智義、金井壽宏 発行元:光文社
「仕事と家族、どっちを優先すべきか…」そんな葛藤に経営理論を当てはめると?
How will you measure your life(HarperCollins)
■推薦:鳥潟幸志(グロービス経営大学院 教員 「グロービス学び放題」プロダクトリーダー)
■推薦コメント:
あなたにとって「人生の幸せ」とは何か?そのために、「何を優先して」生きていくのか?この問いにすぐに答えられない方全員におすすめしたい本。人生の目標、キャリア形成、友人との付き合い方、家族のマネジメント、そして子育てへの向き合い方……生きていく上で、私たちは多くの選択に迫られます。本書は、経営理論をこれらの領域にあてはめて、「幸せな人生を送るための判断軸」を分かりやすく解説してくれます。『イノベーション・オブ・ライフ』というタイトルで邦訳版も出版されています。
『HOW WILL YOU MEASURE YOUR LIFE?』著者:CLAYTON M. CHRISTENSEN 発行元:HarperCollins
自分の強みを仕事で活かせているか?時間があるときこそ立ち止まって考えたい
■推薦:加藤剛広(グロービス経営大学院 教員)
■推薦コメント:
30代で自分のやりたいことを実現するためには、自分の強みを理解していることが重要です。本書は、付随するアセスメント(STRENGTHSFINDER)を通じて、34の強みとなる資質の中から特に強い5つの資質を特定することができます。自分自身もこの本からあらためて強みを認識し、活かすような仕事の仕方に変えることで結果が得られた経験があるだけに、おすすめできる1冊です。
『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう【新版】』 著者:トム・ラス 訳者:古屋博子 発行元:日本経済新聞出版社
*推薦者の肩書きは2019/8/13に更新。