グローバル企業に転職した、あるいは海外ベンダーや外資系のクライアントと取引する機会が最近増えてきたことで、英語力を早急に高めたいと感じている方は多いのではないでしょうか。中でも、TOEIC700点前後のグローバルビジネス初心者を対象に、海外駐在や留学を経験したグロービス経営大学院の教員や研究員が、カクテルパーティなどのシーンで実際に役に立ったフレーズをご紹介します。
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1. It's been a long time(since we last met).
上記はややフォーマルなシーンで使います。もう少しカジュアルに話してもよい相手の場合は、「Long time no see!」や「How have you been?」というフレーズをよく使います。その場合は、「Good, how have you been?」「Oh, doing well.」といった感じで答えるとよいでしょう。
2. Did you see [xxx] last night?
共通の話題探しも兼ねて、パーティーの序盤では前日の出来事を振ってみてもよいでしょう。 [xxx]の部分には、the Yankee game(ヤンキースの試合)、the Big Bang Theory(ビッグバン セオリー/ドラマ名)などの名詞が入ります。
3. I'm from Tokyo. Where are you from?
定番フレーズですが、自己紹介から話題を振ると自然に相手の話を引き出せるでしょう。上記フレーズの場合は、「I'm」と「you」が対比になっているので、より自然に聞こえるでしょう。
4. I was just thinking about that./I was wondering about that.
会話が途切れなく続いている中に、なかなか入り込めないという方は多いのではないでしょうか。自然な感じで割り込んでいくには、話題に対して質問をしてみてもよいですし、上記のようなフレーズを使って、話題に乗りながら自分の意見を伝えるのもよいでしょう。後者は、話題に対して「私もちょっと気になっていたんだけど~」といったニュアンスになります。
5. It was nice to meet you.
会話を終わらせる際に使う、最も一般的なフレーズです。会話の盛り上がり方によっては、「nice」の代わりに「great」を使ってもよいでしょう。
<ポイント>
パーティーシーンはもちろん、初対面の方と話を始める際の大事なポイントを2つお伝えします。1つ目は、まずアイコンタクトをしてから5秒以内に「Hi, nice to meet you」と言いながら握手をすること。ドリンクを右手で持っていたら持ち替え、右手で握手しましょう。2つ目は、自分の名前は意図的にゆっくり言うこと。例えば、「I'm Hanako.」や「My name is Hanako.」と自己紹介する際に、「I'm」や「My name is」はゆっくりなのに肝心な名前「Hanako」の部分は早口になる方が多いです。ネイティブにとっては、日本的な名前は聞きとりにくいので、必ずゆっくり言うように意識しましょう。なお、名前はFirst nameだけ伝えるのがよりよいでしょう。発音しにくい名前であれば、ニックネームを伝えてもよいです。
【協力】 森暁郎、片岡萌、辻田尚代