誰にでも作れる!目標管理における定量・定性目標 

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新任管理職など、新たに目標設定をする方の多くが、実現可能かつ、自身をストレッチさせる具体的な目標とは、どのようにすれば立てられるのか、立てさせられるのかと、戸惑われます。「定量目標」と「定性目標」の違いがイメージできずに悩む方も散見されますし、会社の目標と、事業部や個人の目標がすりあわず、「何のための目標管理か?」ということになってしまう場合もあるようです。そこで、今回は、誰にでもできる、私なりの目標策定の方法論を、ご紹介したいと思います。

まずは「野球」で目標設定エクセサイズ

あなたは、学校長からの要請により、ある高校の野球チームの監督に就任することになりました。その高校は、甲子園出場経験はおろか、地域でもなかなか勝てない弱小チームでした。しかし、校長先生から監督への要望は一つだけ。「3年以内に甲子園に出場できるチームにしてほしい」ということだけでした。さて、あなたが監督ならどんな目標を立てますか?

定量目標(短期的かつ業績に直結して貢献するものから):
→ゴールはなんですか?
→それを実現するためにできる努力は何ですか?

定性目標(中長期的かつ業績に間接的に貢献するものを):
→ゴールはなんですか?
→それを実現するためにできる努力は何ですか?

解答は例えば、以下のようなものとなるでしょう。

定量目標:
平均打率を「2割8分」まで上昇させる。
そのために、素振りを日課とする。また、2年生は1年生の、3年生は2年生の素振りのコーチに就かせる。

投手の防御率を「2」以下に抑える。
そのために、投げ込みに加え、××学園から3カ月に1回程度、コーチを招へいして特別指導してもらう。

「3年」後に夏の甲子園に出場する。
そのために、(全員の意思を目標に向けられるように)部室に目標を掲げ、毎日、練習前に全員で読み上げさせる。

定性目標:
守備力の強化
そのために、100本ノックを毎日実施する。

基礎体力の向上
そのために、夏と冬に合宿を行い全員に毎日ランニングを実施させる(20キロメートルを2時間以内で走れることを目安とする。また、部員の健康管理に細心の注意を払い、月に1回程度はメディカルチェックを受けさせる。

野球理論の習得
そのために、週に1度は部内でミーティングを行い、野球の歴史、ルール、サイン、戦術についての知識を深める。全員の知識が十分なものか、秋に筆記テストを実施する。また、必要な知識に関する図書を部室に設置する。

実際に業務上の目標設定してみる

業務上の目標設定には、上記で行ったエクササイズの基本姿勢を思い出しながら、以下のような項目に答えていくといいでしょう。

(1)あなたの部門は最終的にどう会社に貢献しようとしていますか?

(2)あなたは現在、そのために「何を、どれだけ、いつまでに、どのように」実行していますか?

(3)それを向上するためには、具体的に、何をどこまで改善すべきでと思いますか?(数字、時期)

(4)その目標を達成できたら、自分として「かなり頑張った!ものすごい嬉しい!」と、ついガッツポーズをとってしまうレベルですか?

(5)その目標を達成できたら、同じ役職者、職歴、年齢の仲間と比べて十分に頑張った!と周囲から評価される目標だと考えますか?

(6)自分がその結果を出すために、日々、毎週、毎月、具体的にどんな努力をしなければなりませんか?

(7)それらのやるべきことを、確実に遂行し、あとで振り返られるようにするためには、どんな工夫をしたらいいですか?

(1)〜(7)を、会社目標、部門目標を見ながら完成させれば、自然と自己目標も作成できるようになっています。全ての企業に必ずしも適合するものではありませんが、ぜひ挑戦してみていただければと思います。

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