ビジネスパーソンを救う、4つのストレス解消法 

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あなたのストレス解消法は何ですか? ストレスに悩まされるビジネスパーソンは多いが、それぞれが持っているストレス解消法を4つに分類し、分析してみた。(このコラムは、アイティメディア「Business Media 誠」に2008年12月4日に掲載された内容をGLOBIS.JPの読者向けに再掲載したものです)

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夜道を歩きながらつぶやくことがある。

「なぜ、うまくいかないんだろう?」

「お前に分かってたまるか」「最初から分かりゃ苦労ないさ」……。真っ直ぐにいかないことがあると、夜道で立ち止まり、たたずみ、空を見上げながら1人ボヤく。心にも月にもモヤがかかる。

そんな夜道でブツブツつぶやく中年男には、きっと誰もが近寄りたくないだろう。でも不況が深刻になり、そんなイライラする人、モヤモヤする人は増えているような気がする。イライラ・モヤモヤ(イラ・モヤ)を解消することは、明日に向かうために大切なこと。今回は、イラ・モヤの解消方法がテーマだ。

イラ・モヤ解消法は人それぞれ

相棒cherryさんのイラ・モヤ解消法は「料理をすること」。帰宅して一心不乱に料理すると、仕事のイライラはじゃがいもの皮と一緒に三角コーナーにポイ。そして、グツグツとブイヨンスープを煮るうちに、モヤモヤは湯気となって換気扇から排出されるという。残ったイラ・モヤも、あくとなってお玉ですくわれる。だから、お玉を振りかざして、白菜をブン殴らなくてもいいのだ。

料理で心のリセット。イラ・モヤがなくせるだけではなくてご飯もできる。生産的だなあ。

私のイラ・モヤ解消法は「CDショップをぶらぶらすること」。ブックオフやディスクユニオンに行き、中古CDの棚の前をうろうろする。ジャケットやタイトルを見て、目に付いたものを引っぱり出す。知らないCDは「どんな音なのだろう?」と想像し、知っているCDは「どうしてこんなに安く売られてしまうんだろう? 名盤なのに」と嘆く。1枚100円のジャンクコーナーを見始めるとヤバい。激安地帯に行き着くまでのその歌手の音楽人生を、一枚一枚想像してしまうのだ。

CDショップで心のリセット。たいてい買わないので懐にもやさしい。お手軽だなあ。

ストレス解消法を分類してみよう

あなたのストレス解消は何ですか?

人それぞれ、きっと意外な解消法を持っていることだろう。決してステレオタイプな“飲む”“打つ”“買う”だけではないはず。

料理やCDショップを「ソフトリセット」とすれば、自分の人生を根本から見直すのは「ハードリセット」。逃げる解消策もあれば、ストレスに立ち向かって解消する策もある。それを図解してみた。

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ヨコ軸はイラ・モヤを感じることを「いったんリセット」するか「頑張って続ける」かという活動モード。タテ軸はイラ・モヤを「忘れる」か「考える」かという思考モード。

左下の料理やCDショップは、いったん忘れようという「心リセット」モード。右下は「締め切りがある」「ここでがんばらなきゃ」などといった場合に、カラダをだましだましでもやり続けるための「カラダリセット」モード。右上はセミナーや講演からヒントを得たり、禅寺で無心になって考え続ける「リセット拒否」モード。左上は自分の不遇な環境を考え過ぎて、「オレは蟹工船だあ!」と深くハマってさすらいの旅に出たりする「人生リセット」モード。

イラ・モヤの種類により、どのリセットにするかを私たちは無意識に選んでいる。またこうして図を見ると、フィットネスや癒やし、旅行や企業向けビジネスのウラ側に、ストレス解消ニーズが見え隠れしていることも分かる。
この図は人生の縮図とも言える。たいていの人は仕事を通じて、また人生サイクルで、この4つのリセットを体験する。普通は右上から時計周り。達成するぞ→疲れてカラダ癒やし→もっと疲れて心癒やし→それがこうじて人生探し。蟹工船から戻ってこれるかは、神のみぞ知るところ。

リセットモードをキーボードで表現

図ではなく身近なもの――「キーボード」でリセットモードを分類してみよう。キーボードにはさまざまな機能のキーやショートカットキーがある。それとリセットモードと結び付けてみた。

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例えば「今日の出来事を忘れよう!」と思うなら、「Ctrl+Alt+Delete」でタスクマネージャーを起動、“今日”というプログラムを強制切断してスッキリ。これは心リセットモードに当たる。

「強制切断しちゃうとまずい、疲れてるけどまだまだやり続けなきゃ」。それなら「BS」キーで数文字分削除、これはカラダリセットモード。「ここは人生再起動!」なら、「Alt+F4」で人生リセットモード。「まだまだオレはやれるぞ!」なら、方向キーか「PgUp」や「PgDn」キーでリセット拒否モードか。

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自分のストレスを分析するなら、イラ・モヤを感じて商品やサービスを消費した時を思い出し、それをキーボードの上に載せてみよう。そして自分に問いかけるのだ。

「オレのこの消費はキーボードなら、どれに当たるのか?」「自分のストレス解消キーはいつもどのキーが多いのだろうか?」「それはなぜなのだろうか?」「そのキーで満足しているだろうか?」

それができたら、問いかけがビジネスに広がらないか考えてみよう。

「自社の商品やサービスをキーに例えたらどのキーか?」「自社の商品、どんなリセットモードで購入されているのか?」「そのリセットモードに当てはまるモードで提供されているか?」「期待通りにユーザーはリセットされているか?」

自分なりのリセットグッズを持とう

どんな時でも、イラ・モヤをリセットしてくれる仕事道具やグッズを持つ人は強い。私のビジネスの協力者たちの中で、帽子やバッグ、シャツを創るクリエイターさんが口をそろえて言うリセットグッズは「ミシン」だった。ミシンに向かうと無心になれるそうだ。縫うことで無心になる。

モノ書きをする私なら何か。キーボードは大切な仕事道具だけど、ちょっと違う。むしろ“自分の手”がイラ・モヤ解消に役立つだろうか。クリームを塗ったり、ネイルケアしたりで心リセットできるかも。心リセットした後には「ぢつと手を見る」……おっと蟹工船モードに入っちまったか。

▼「Business Media 誠」とは
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