番外編 『ビジネス仮説力の磨き方』が本日発売に! 

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12回にわたり、本欄に掲載してきたコラム「仮説の力」が、書籍になりました。今回はコラム番外編として、この『ビジネス仮説力の磨き方』の内容について著者自ら、ご紹介いたします。

GLOBIS.JPで12回にわたって連載したコラム「仮説の力」ですが、その後、大幅に加筆し、またストーリー編を追加することで、『ビジネス仮説力の磨き方』というタイトルの書籍として9月11日にダイヤモンド社から出版の運びとなりました。『自問力のリーダーシップ』『ビジネス数字力を鍛える』に続く、グロービスの実感MBAシリーズ第3弾でもあります。最終的にここまでこられたもの、ウェブでの連載コラムという形で執筆のペースメイクをしながら、多くのコラム読者の方からコメント等をいただいた結果です。あらためて皆様に感謝申し上げたいと思います。

さて、『ビジネス仮説力の磨き方』では、コラム連載時には触れられなかった、仮説検証の方法論や、事業を走らせながら仮説検証して軌道修正する方法、あるいは、仮説検証とリーダーのあり方についても触れています。また、これまでの実感MBAシリーズの体裁を踏襲し、各章(最終章を除く)の冒頭には、十数ページのストーリーを追加することで、リアリティ感を醸成し、問題意識を高めていただくことを意図しています。

本書の具体的な章立ては以下の通りです。お気づきの方も多いでしょうが、コラム「仮説の力」の連載12回は、本書の2章までに相当します。コラムとして掲載の後に、若干修正したり事例を差し替えたものもあるので、すでに該当箇所のコラムを読まれている方も、復習も兼ねて再読いただければと思います。

1章:仮説とは何か――仮説を持つことで生産性を上げる
2章:仮説を立てる――ライバルの一歩先を行く仮説を生み出す
3章:仮説を検証する――説得力を高め、巻き込む
4章:仮説を進化させる――スピードを重視し、走りながら仮説検証を繰り返す
5章:仮説検証とリーダーの役割――仮説検証を組織の文化とする

章立てからもお分かりの通り、本書では、特に1章から4章にかけて、ビジネスにおける仮説検証の流れを「プロセス」で示しながら、良い仮説を立てるコツ、検証作業を効果的に行うコツ、ビジネスを走らせながら仮説を軌道修正していくコツなどを解説しています。「プロセス」に沿った章立てとしたのは、実感するMBAシリーズの既刊同様、この方が、多くの読者にとって、スキル習得や難所を乗り越えるヒントを得やすいと判断したからです。

もともと、GLOBIS.JPで「ビジネス仮説力」あるいは「仮説検証」「発想力」というテーマで文章を書き始めた動機は単純なものでした。「重要なスキルやマインドであるにもかかわらず、多くのビジネスパーソンができていない、あるいは苦手としている。またあるいは、自己流のやり方に留まり、効率化していない。であれば、事例も交えながら、プロセスを明確に示し、明日からでも使えるように、わかりやすく解説しよう」というのがその理由です。

ちょうど世の中には「仮説」をテーマにした書籍が増え、関心が高まっているという状況もありました。この機会に、自分の経験や考え方の棚卸しや整理も兼ねて、まとまった文章を書いてしまおうという思いもありました。

当初から書籍化は念頭に置いていたのですが、タイミングをみて版元のダイヤモンド社さんに構成案等について相談したところ、担当者の方から、「いいですねー。ぜひお願いします。期待しています」との有難い声をいただきました。出版社の方でも、このテーマに大きな手ごたえを感じられていたのだと思います。

本書は、私なりにわかりやすく書いたつもりではありますが、必ずしも万人に等しく効果的な「魔法の薬」というわけではありません。ぜひ皆さんなりに、ご自身の弱みや関心にあわせ、最適な活用方法を発見していただければと思います。

ちょっとした心掛けと粘り強さこそが、仮説思考、仮説検証の鍵です。だからこそ簡単であり難しくもあります。多くの方が、そうしたことも意識しつつ、本書を活用され、仕事力を高められれば、著者としてそれ以上の幸いはありません。

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