「もっとリーダーの仕事を!」と上司、追い込まれて叩いたMBAの門 

英語オンラインMBAプログラム第1期生・常盤由紀子さんの場合
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MBAを取る――。その決断はキャリアと人生の変曲点、その動機は自分らしい生き方を見つける旅の第一歩。グロービス経営大学院への入学を決めたビジネスパーソンに聞くシリーズ。初回は、英語オンラインMBAプログラム「Online MBA Program 」の2017年10月入学を決めた常盤由紀子さんの場合。(聞き手・構成=水野博泰・GLOBIS知見録「読む」編集長)

上司から「もっとリーダーとしての仕事を!」と言われて

知見録: なぜ、英語でMBA(経営学修士)を取ろうと思い至ったのか?

常盤: 電子部品メーカーの物流部門で輸出関連の仕事をしています。一昨年の秋頃からでしょうか、上司から「もっとリーダーとしての仕事をしてほしい」と言われるようになったのです。数年前から肩書上は主任補というリーダー的立場にはあったのですが、部下を持っているわけではなく、リーダーとしての自覚もありませんでした。とはいえ、輸出チームには私よりも若い人が多く、必然的に私に対する役割期待が高まっていたようなのです。上司からは「常盤さんが仕事を全部抱え込んでいる、それでは若い人たちが経験を積んで成長することができない」と言われました。そんなつもりは無かったので、ショックでした。

それ以降、上司から都度指摘が入るようになりました。私がルーティンワークをやっていると「それは100%後輩に渡しなさい」、簡単な仕事をやっていると「その仕事は誰々さんにやらせてください」といったように。

確かに、若い後輩たちに私の仕事を渡すということはできていなかったのですが、上司から繰り返し指摘を受けているうちにどうすればいいか分からなくなって、ある時、後輩の前で泣いてしまったのです。そうしたらその後輩は「私がまだ頼りにならないからですよね」と言って、以前にも増して頑張ってくれるようになったんです。すごく嬉しくて、すごく申し訳なくて、もっと後輩たちを信頼してあげなきゃと思いましたし、自分自身が良いリーダーになりたいと心底から願うようになりました。

リーダーシップをしっかりと学びたいと思いネットで検索しているうちに、グロービス経営大学院の日本語MBAプログラムのページに行き着きました。偶然にもその1時間後くらいにオンライン無料体験セッションが始まるということで、即座に申し込んでスマートフォンで体験受講しました。「クリティカル・シンキング」のオンライン体験セッションでした。

知見録: 受けてみてどうでしたか?

常盤: 「こんな刺激的な学び場があるのか!」とビックリ、ドキドキでした。後日、東京校の教室で英語MBAの体験セッションがあるというので受講してみたところ、これまた素晴らしい内容。外国人と日本人がまぜこぜになって、ホワイトボードで一緒にグループワークに取り組んで発表したりする体験が、新鮮で、凄く楽しかった。

極めつけは、『27歳からのMBA グロービス流リーダー基礎力10』の発売記念オンライン無料セミナーでした。自分自身が直面している課題そのものだったので、とても勉強になりました。

そんなふうに、日本語と英語、オンラインとオンキャンパスを一通り体験したうえで、2016年1月期(1~3月)に日本語のクリティカル・シンキングと英語のEMS(Essentials of Marketing and Strategy)を、オンラインで正式受講しました。

オンラインを選んだのは、やはり第1に仕事が忙しいので通学の時間を節約したかったこと、第2に自宅でネコを飼っていまして、いつも1日中待たせているので夜が遅くなると可哀想だと思ったからです。

知見録: じゃあ、オンラインで受講しているとネコが寄ってきませんか?

常盤: カメラの前を横切ったり、アピールしてきますね(笑)。

知見録: その後は?

常盤: 日本語で「アカウンティング基礎」、英語で「組織行動とリーダーシップ」をオンラインで受講しました。

知見録: そして、2017年10月に始まる英語オンラインMBAプログラムに出願して、見事合格しましたね。

常盤: はい。英語オンラインMBAでは100%オンラインでMBAが取れるし、オンキャンパスで受講することもできるという柔軟性が私の学び方に合っていると思いました。

正式な入学までは時間があるので、2017年1月期(1~3月)は、オンキャンパスで「English Management Training(EMT)」という新コースを受講しています。私は父親の転勤で3歳から7歳まで米ニューヨークで暮らしていたので英語には多少の自信があります。でも、ビジネススクールのクラスで真剣に議論していると、自分の英語にもっと磨きをかけないといけないと痛感しました。EMTは英語で仕事をすることを目指す方たちのためのエントリープログラムですが、初心に帰ってしっかりと学んでいます。

知見録: 話しを戻して、オンラインでMBAを学ぶメリットは他にありますか?

常盤: 通学のための時間・コストを節約できるうえに、仕事やキャリアを中断しなくて良いというのは大きいですね。日本語オンラインの場合、日本全国の人たちと一緒に学べますし、いろいろな業界のリーディング企業の方々ばかりです。英語オンラインの場合は、中国、フィリピン、マレーシア、ベトナム、シンガポール、南アフリカなど、会ったり話したりする機会が滅多にない人達と一緒に授業を受けましたが、皆さんとても優秀で、志が高く、圧倒されました。とても謙虚な気持ちになって気持ちが引き締まります。

知見録: 元々、上司の方から「もっとリーダーとしての仕事をしてほしい」と言われて、泣いてしまうまで悩んで、後輩が頑張ってる姿を見て気持ちに火が点いて、学びを決意した――。それから約1年。常盤さんの中で、どんな変化が起こっていますか?

常盤: 仕事のスピードが速くなりました。そして物事を深く幅広く考えられるようになったと感じています。あと、以前よりも周りや上司から頼ってもらえるようになったと思います。気のせいかもしれませんが(笑)。

元々、人と交流することに内気なところがあったのですが、人と会ったり話したりすることが嫌ではなくなったんです。これは私の中ではとても大きな変化です。オンラインの授業で日本全国、世界中の人たちと議論するという経験を重ねて、少し自信を持てたのだと思います。

知見録: 学ぶことによって、ビジネスパーソンとしてどのように成長していきたいのかというイメージはありますか?

MBAスクールは「良く生きるためには?」を考える場所

常盤: 英語オンラインMBAの入試の際、自分自身の志について問われました。正直なところ、まだ十分に考え抜いているわけではなく、明確な結論が出ているというわけではありません。より良いビジネスパーソンになりたいとか、より価値のある仕事をしたい、良いリーダーになりたいという気持ちはあるのですが、「なりたい自分の姿」を描ききるところまでは具体化できていません。学びながら、できるだけ早くその答えを見つけ出したいと思っています。

これは余談なのですが、グロービスに来るようになってから自分の中で起きた最大の変化は「結婚」したくなったということなんです(笑)。それまでは結婚願望がとても薄かったのですが、クリシンや経営戦略の授業で恋愛や結婚がテーマになることが多く、人間の関心事の第1って、恋愛関係や夫婦関係、子どもや家族のことなんだなって改めて思って、心が動かされたみたいなんです。これから受けるマーケティングも関係あると聞いて今から楽しみです。

知見録: 仕事に一生懸命で、良いリーダーになりたいと思ってビジネススクールの門を叩いたら、仕事はもちろんだけれども、もっとヒューマンなところ、結婚とか恋愛とか、そういうところまでも意識が活性化されたということですね。

常盤: そうなんです。私はリーダーシップを学びたくてグロービスに来たんですが、行き着いたところは「自分の人生で本当に大切なものは何か?」という問いだったんですね。グロービスは、機械のように効率よく迅速に仕事をこなすための技術を学ぶ所ではなくて、「良く生きるためには?」ということを突き詰めて考える所なんだなと思いました。

知見録: 本科コースに入学する前から凄い気づきに至りましたね(笑)。頑張ってください。学びも婚活も。

常盤: ありがとうございます(笑)。

★グロービス経営大学院のOnline MBAのサイト

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