創業200年超え「超老舗企業」が受け継ぐものづくり 視聴時間 59:38

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G1中部2016
第3部分科会C「受け継ぐものづくり ~職人たちの伝統と革新~」

日本の創業200年を超える「超老舗企業」数は3000を超え、世界一を誇る。その老舗を支え続けてきたのは職人たちの伝統を受け継ぐことへのこだわりと時代の変化に適応した変革への挑戦によるといえる。
金沢の地で350年の脇窯としての歴史を繋ぎ昨年11代長左衛門を襲名した大樋氏、1634年創業の名古屋の老舗和菓子店「両口屋是清」の13代目として新たな業態に挑む大島氏、七尾の和菓子屋の三代目として生を受け、現在はパティシエとしての道を歩む辻口氏、高岡で400年続く鋳造の歴史に新たな息吹を吹き込む能作氏。職人たちの対話から考えるものづくりの未来。(肩書きは2016年10月15日登壇当時のもの)

<動画冒頭をテキストでご紹介>

安渕氏: 私は今回のモデレーターなのですが、伝統芸能および伝統工芸愛好家というのがようやく正当に評価されて、そのかたわら会社に勤めておりますのでこういうポジションをいただきました。今日は素晴らしい方々に来ていただきましたので、モデレーターはあまりしゃべらないようにして、皆さんが何をやっておられて、何を受け継いでどういう風に未来に受け継いでいくのか、存分にお話いただきたいと思います。
また、会場の皆さま方がどういう風に感じられて、何をできるのかということも皆さんからメッセージをいただきたいと思います。
まずは、皆さんが何をしておられて、どんなものを作っていて、どういう思いでいるのかという、現在パートから始めたいと思います。能作さんからお願いしてよろしいでしょうか。

能作氏: 富山県の高岡というところから来まして、くしくも(登壇者が)愛知県・石川県・石川県・富山県ということで、北陸が三者入っております。歴史的には加賀藩なんですね、高岡というのは。高岡大仏など、非常に歴史的なものがあります。歴史的には400年の場所です。
ここで栄えてきたのが、実は高岡銅器という鋳物の仕事です。鋳物をご存じの方、そうでない方がいらっしゃると思いますが、単純にいえば溶けた金属を砂の型に流し込む仕事です。うちの会社は1916年創業なので、ちょうど今年でぴったり100年を迎えます。どんなものをつくってどうなったかというと、元々は裏千家の茶道具やお華の花器、仏具を長年つくってきました。たまたま13年前に自社商品の開発が入り、例えば有名になったのは錫の曲がる器で、海外でも結構売れているのですが、そのような器を開発しています。また、デザインを取り入れて新しい真鍮製の風鈴や、おしゃれな物をつくっています。
今やっていることというと、直営店を国内に10店舗展開していまして、やはり伝統のものづくりは、伝えて売りたいという気持ちがあります。単に置いておいても伝わらないので、社員が「富山県の高岡のこういうもので、素材はこうだよ」と伝えて売る形で、直営店を増やしています。
最近では、錫というのは非常に抗菌性があり曲がる特性もあるので、それを活かせば医療器具に使えるのではということになりまして、一昨年に医療器具の製造業免許を取りました。(この続きは動画でご覧ください)

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