G1中部2016
第1部全体会「中部地方のグランドデザイン ~ものづくり・土づくりの現場から~」
今日の日本の繁栄の原動力となってきた中部地方。遠州・浜松の地はスズキ、トヨタ、ホンダ、ヤマハといった起業家を生み、わが国の経済を牽引する数々の大企業を育んできた。一次産業では、稲作はもちろんのこと果樹、高原野菜、和牛生産など地域の気候特性を活かし、食を通じて日本の成長を支えてきた。それぞれの現場は日々革新を続け、世界に挑み続けている。日本経済の転換期を迎えた今、戦後から高度成長そして今日まで、油にまみれ、土にまみれながら第一線で汗を流し、今もなお新たな挑戦を続ける2人のリーダーに聞く、我々の進むべき道、この地域と国の未来。(肩書きは2016年10月15日登壇当時のもの)
<動画冒頭をテキストでご紹介>
鈴木(修)氏: ようこそ、おいでいただきました。実は、7月2日に「あすか会議」が浜松でありまして、国交省の測定違反のことがあった時でしたので、まずい時にあったなあと思いまして、皆さんに釈明をさせていただきました。
今回は、また、浜松市長さんがおっしゃったように、トヨタと提携の交渉に入るという会見をさせていただいたわけで、本当に、明日か今日か知らないけれども、私にとっては不幸な前兆でありました。これも宿命であるかと思っています。
それで、今日の話は「批判よりも提案」「思想から行動」「リーダーとしての自覚」とのことですから、国交省の問題とトヨタの問題で、気付いたことを申し上げようと思っています。
測定方法を国交省のルールに従っていなかったと、それで燃費はカタログ値よりも良かったという結果でありました。私自身は、法律に違反した測定をやったのだから、これは有罪判決を受けたという風に受け止めています。しかし、燃費はカタログ値よりも良かったから、測定方法は間違ったやり方をしたけれども、お客様に迷惑をかけなかったと結果がでました。(この続きは動画でご覧ください)