あすか会議2016
第6部分科会「地域というフロンティア ~一極集中から多様化の時代へ~」
リモートワークやクラウドソーシングが普及し、住む土地や働く場所を自分たちで選ぶようになる中、風土に根づいた固有の強みを活かした場づくりこそが地域の価値となる。食や自然、歴史や文化。地域ならではの魅力を再発見し、新たな価値をデザインし、発信する方法論とはなにか。地方創生をフィールドに、行政や民間の垣根を越えて活躍するイノベーターたちに聞く。(肩書きは2016年7月3日登壇当時のもの)。
<動画冒頭をテキストでご紹介>
岩佐氏: 今日はタブーに挑戦しながら、地方創生の難しさなどリアルな話をしていただけたら良いなと思っています。
今日のテーマは「地域というフロンティア ~一極集中から多様化の時代へ~」ですが、まずはアイスブレイクで登壇者のお三方に質問です。そもそも、地域というのはフロンティアかどうかを質問したいのですが、フロンティアだと思う方、挙手をお願いします。(山野氏が挙手)
もうひとつ、「一極集中から多様化の時代へ」とありますが、はたして一極集中が良いのか、多様化が良いのかは極めて難しい議論になっています。
これから多様化の時代がくると思う、あるいは、地方に分散する時代が来ると思う方、挙手をお願いします。
山野氏: これ、どこを定義するかによりますね。多様化・分散化の単位をどこの範囲で見るかによりますが・・・はい!(挙手)
岩佐氏: 意外と地方創生には課題がたくさんあるということで、皆さんの体験をお聞きしたいのですが、自己紹介を兼ねて、今、一番熱心に取り組んでいることをお話いただきたいと思います。
木内氏: 私は生まれも千葉で、農家の長男に生まれたので、家業を一度継いでみようとズルズル来て25年なのですが、創業して25年、農業を始めてからは27年になります。
農業の6次化とよく言われるのですが、私は、作るだけでなく加工したり売ったり、そういうことをずっと組織を作ってやってきました。
今、一番熱心に取り組んでいることですが、よく日本人は「0から1は生み出せないが、1から2にしたり3にしたりは得意だ」と言われおり、私は自分の事業の作り方を「0.5から1.5の事業を作る」と考えてやってきました。(この続きは動画でご覧ください)