あすか会議2016
第4部分科会「シェアリングエコノミー ~新たな市場を創造する経営者たち~」
AirbnbやUberをはじめ、民泊やライドシェアが急速に普及しつつあり、2025年にはシェアリングエコノミーの市場規模は10兆円に上ると試算される。家や車のみならず、オフィスや駐車場、洋服など、あらゆる領域に「シェア」の概念が普及しつつある。シェアリングエコノミーの普及は、所有の概念をどのように変え、我々を取り巻く生活やビジネスをどのように変容していくのだろうか。キーパーソンたちが議論するシェアリングエコノミーの普及がもたらす未来。(肩書きは2016年7月2日登壇当時のもの)。
<動画冒頭をテキストでご紹介>
重松氏: 本日は「シェアリングエコノミー ~新たな市場を創造する経営者たち~」とたいそうなタイトルをつけていただき、大変恐縮しています。
まず、天沼さんから簡単に自己紹介と、どのようなサービスをしているかをご紹介いただければと思います。
天沼氏: 改めまして天沼と申します。よろしくお願いいたします。
株式会社エアークローゼットは、まだサービスを開始して1年半くらいの会社です。まだまだ新しいサービスなのですが、オンラインを介してファッションレンタルを行っています。これまではファッションレンタルというと、ウエディングドレスや貸衣装がメインでしたが、我々はレディースの普段着にフォーカスしています。
我々のサービスにはいくつかの特徴があります。月額制・借り放題で、お客様に好きなファッションスタイル・色味・サイズ等を登録していただき、スタイリストが服を3着選定、ボックスでご自宅に郵送するという形を取っています。それが返ってくると次のボックスが届くというサービスです。
田邉氏: Airbnbの田邉でございます、よろしくお願いいたします。
Airbnbはサンフランシスコで、元々は創業メンバーが家賃を払えないというところから始まったサービスなんです。お金が払えないなら部屋を貸してみようかというところから始まって、エアマットレス、空気で膨らませるマットレスを3つ置いていたので、「エアビーアンドビー」という名前がついています。
今は基本的には自分の空いている部屋や家を貸すことによって、そこに泊まりたい人が来る、マッチングするというサービスになっています。
ユーザー様は宿を探しているというよりは、せっかくの C to C、貸したいお客様と借りたいお客様をマッチングさせるサービスですので、地元の人との会話を通して、ディープな地元の情報をもらい、楽しみたいという方が多いです。(この続きは動画でご覧ください)