G1ベンチャー2016
第3部分科会B「シェアリングエコノミーが変革する未来」
破壊者か、それとも創造主か――Uberは世界を席巻し、各国の既存業界は警戒を強める。2025年にはシェアリングエコノミーの市場規模は10兆円に上るとされ、日本政府は成長戦略の一環として規制緩和に取り組んでいる。「所有」から「共有」へ。所有から共有へと消費のあり方を変える新たなビジネスモデルは、雇用や生活、産業をどのように変容させるのか。シェアリングエコノミーが変革する未来をキーパーソンたちが議論する。(肩書きは2016年4月28日登壇当時のもの)。
<動画冒頭をテキストでご紹介>
原田氏: それでは「シェアリングエコノミー」のセッションを始めていきたいと思います。まずはですね、それぞれ皆さんがサービスを始めたきっかけ・着想についてお聞きしたいと思います。
金谷氏: akippaの金谷です。akippaは駐車場のシェアリングなんですが、始めたきっかけは元々営業会社でして、携帯電話会社の携帯を法人営業するとかそういう事業をしていたのですけど、どうしようもないクレームとかたくさんきて、何のために会社をやっているのかなと考えました。ある日、停電になった時に電気ってすごいなと思いまして、電気みたいな無くてはならないものを作りたいなと思い、それを経営理念にして、社員で200個なくてはならない事を書いて、そこから何が解決できるかを考えました。そこで、ある女性が書いた、駐車場って無くてはならないものだが、満車かどうかは現地に行かないとわからないから不便だという意見がありました。それに対して男性社員が、家の前の空きスペースがあるから誰か使えばいいのにという意見があり、そのような事から始めました。当時、営業会社だったので、ウーバーもシャリングエコノミーも知らないまま
スタートしまして、ニーズからのスタートになりました。
重松氏: スペースマーケットの重松でございます。実は本日がスタートしてちょうど2年目でございます。ちなみに金谷さんは弊社のサービスの3日前がスタートですよね。同じ事を考えている人がいるんだなと思いました。スペースマーケットは空きスペースの事業ということで、球場からお寺まで借りられるというキャッチコピーでやっているのですが、そもそもなんでこのビジネスをやろうと思ったかと言いますと、私が以前、イベント写真のビジネスをやっていまして…(この続きは動画でご覧ください)。