G1カレッジ2015
第3部 分科会D「テクノロジーが変えるビジネスと社会」
人工知能、Internet of Things、VR――新たなテクノロジーが世界のパラダイムを一変させようとしている。AppleのiPhoneが書籍や音楽の流通を根底から変革したように、テクノロジーの進化は世界の風景を変え、新たな生態系を生み出していく。10年後、我々の住む社会はどのように変わっていくのか。起業家たちが議論する非連続の未来(肩書きは2015年11月23日登壇当時のもの)。
<動画冒頭をテキストでご紹介>
岩瀬氏: 改めましてよろしくお願い致します。男性比率が高いですね。最初にですね、お三方から今やられているお仕事の中で、テクノロジーとの取り組みをご説明お願いします。
大澤氏: フォトクリエイトの大澤です。我々は写真の会社でして、皆さんも経験あると思いますが、学校で運動会や修学旅行が終わった時に壁に写真が飾ってあって、茶封筒に何番と書いて購入したことがあると思います。それってお母さんが学校に行って買わなくてはならないし、先生もいろいろやったりと明らかに意味ないよね、というところから、こんなにネット環境が当たり前の時代にそんなのないよね、という事が会社の始まりです。そこからネットになることによって、写真の数が増えたり、いつでもどこでも見れたりというところで、写真の撮り方だったり買い方だったりが変わっていったというところでビジネスとして2002年に立ち上げてやってきました。
岩瀬氏: 競合はたくさんいると思うのですが、今、写真とテクノロジーがこういう風に変わっていくとか、その中でフォトクリエイトさんがどのような立ち位置で勝負していくか、というのをお話をお願いします。
大澤氏: 簡単に言うと「顔認識」。写真がいっぱいあって選べない、どこにうちの息子がいるんだろう?みたいなところを、自分の息子さんを撮影して登録すると映っている写真が出てくる。つまり、5年前、幼稚園だった頃の写真も大人になってからバッと見つけられるような世界を目指している。
岩瀬氏: 大澤さんから見てインスタグラムって企業価値がいくらくらいですか?
大澤氏: 違う分野で戦っているので、何とも言えない部分がありますが、我々は個人が楽しむ、それを検索するという世界があって、それとは別に自分が生きてきた証をプロが残していく。それをどうやって残していくか、余計な手間をわずらわせずに自動で集まってくる、そういうものを作っていこうというものなので、ちょっと(インスタグラム)とは違う領域かなと(続きは動画でご覧ください)。