ダボス会議3日目。朝5時半に起床して、メール返信、ニューズピックスでコメントし、ツイッターで呟いてから外出だ。僕が共同議長を務める「世界の成長企業」(GGC: Global Growth Companies)のボードミーティングだ。共同議長と言っても僕しかいないので実質的な「議長」だ。早めに行って準備したい。
僕が議長を務めたGlobal Growth Companiesのボードの風景です。(^-^)
こちらは、ダボス会議参加者用シャトルバスの中での風景。ボードミーティングの後に本会議に戻るところです。シャトルの中も重要なネットワーキングの機会だ。一緒にいるのが、マリア・ピネリ氏。E&Y(アーンスト・アンド・ヤング)のリーダーだ。彼女に誘われて、今年5月に上海でEY主宰の会合でスピーチすることが決まった。
10時15分から、「ヨーロッパの未来」(The Future of Europe)が始まる。ギリシャのアレクシス・ツィプラス首相とドイツのヴォルフガング・ショイブレ財務相、フランスのマニュエル・ヴァルス首相も参加している。テロ、難民、ギリシャ問題、ウクライナ等がどう議論されるのか興味深い。
ヨーロッパは「学級崩壊」状態だ。問題児だったギリシャは改心してクラスに残ったが、いまだに不満タラタラ状態だ。従い、やるべき役割を果たしていない。オランダは学級委員長だが、委員長が毎年代わるのでリーダーシップを発揮できていない。フランスはテロ対策を含む内政で手いっぱいだ。影の番長であるドイツは原理原則を主張しているが、誰も付いてこない。この学級崩壊状態をリーダーの一員として解決すべき英国は、クラスから離脱するかを検討中だ。
そこに、大量の転校生が入ってきた。だが、その大量の転校生の受け入れ問題については、クラス全体としては解決策が見つからない。その結果、学級は崩壊し、自らが自らを守るための個別の政策(国境管理の導入)を始める。ヨーロッパは学級崩壊して、バラバラになっていく可能性がある。
お昼は「インドネシア・ランチ」に参加。財務&経済貿易の両大臣、リッポー財閥、バクリ財閥の若手リーダー、銀行頭取とリー・クアンユー公共政策大学院の学長によるパネルだ。
ヨーロッパは「学級崩壊」状態で、中東は学校そのものが壊れてしまい転校者が続出しているが、アジアのパネルは一番ムードが明るい。しかも大臣も若い。若きリーダーも出てきており、とても期待できる。
今朝のWall Street Journal欧州版にグロービスの広告がデカデカと掲載されました
今日のダボスは快晴です!
15時からは、「デジタル経済の新基盤」(A New Platform for the Digital Economy)に参加。登壇者は、Airbnbの創業者&CTO、シスコシステムズとアクセンチュアのCEO、YouTubeのCEO等だ。
キーワードは「民主化」だ。Airbnbによって一般の人も宿泊業を営むことができるようになり、YouTuberになれば有名人にもなれる。今まで少数のホテル業者やメディアが独占してきた特権が完全に自由化、民主化されたのだ。それを可能にするのがプラットフォーム的な発想だ。
さあ、夜はいよいよジャパンナイトとグロービスナイトだ!まずは、ジャパンナイトから。初めに民間有志企業の代表による鏡割り!
書道パフォーマンスでは、WEF(世界経済フォーラム)創設者兼会長のクラウス・シュワブさんが最初の一筆を書きました。
クラウス・シュワブさんには、僕が書道について説明しました。
丸紅会長の朝田照男さんとLIXILグループ社長の藤森義明さんと。
ジャパンナイト会場の雰囲気。盛況です!
21時半から、いよいよ待ちに待ったグロービスナイトだ!お洒落な会場で、VIPのみに限定して招待しました。
インドネシアの親しい方々にもお越し頂きました。
インドの大臣にもお越しいただきました!楽しい会話が会場全体に響いていました。(^-^)
こちらは、ジャパンナイトとグロービスナイトの動画リポートです!
最後はグロービスのスタッフ4人でグッジョブ!!
今日は朝から深夜まで全力疾走したので疲れました。明日も早いので今から寝ます。頑張ります。
2016年1月21日
ダボスにて
堀義人
https://globis.jp/article/3950