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リーダーはなぜ歴史を学ぶべきなのか

投稿日:2015/10/16更新日:2019/04/09

ライフネット会長・出口治明氏×コモンズ投信会長・渋澤健氏×教育コミュニケーション協会理事・木暮太一氏
あすか会議2015
第4部 分科会 「『論語と算盤』に学ぶ歴史とリーダーシップ」

「論語と算盤」―すなわち道徳と利潤の両立こそが、経営者の進むべき道だと渋沢栄一はいった。第一国立銀行はじめ470社もの会社設立を成功させ、日本の近代資本主義の父といわれる渋沢翁が築いた経営哲学はどのようなものであったのか。翁の五代目の子孫にあたる渋澤健氏、『仕事に効く教養としての「世界史」』を著書に持ち、「先人に学べ、そして歴史を自分の武器とせよ」と説くライフネット生命保険の出口治明氏を迎え、リーダーとしての普遍的な知恵と心構えを先人に学び、歴史から学ぶセッション(視聴時間1時間18分53秒)。

渋澤 健氏
コモンズ投信株式会社 会長
出口 治明氏
ライフネット生命保険株式会社
代表取締役会長 兼 CEO
木暮 太一氏(モデレーター)
一般社団法人教育コミュニケーション協会 代表理事

【ポイント】
・重要なのは「論語か算盤」ではなく「論語と算盤」であること。「か」は物事を分析して判断し、効率的に進めていくには必要だが、組織のリーダーは相容れないものに対し正解のない決断をしなければならない。「と」は簡単にフィットしないかもしれないが常に問い続ける力がある。持続性のためのクリエイティビティのヒントが「と」にはある(渋澤氏)

・将来何が起こるかわからないが、教材は過去しかない。過去から学ぶのが歴史の意味。リーダーとはわからないことを決める人のこと(出口氏)

・未来のために、過去の歴史に学ぶ。難しい言葉を噛み解いて、考えることで未来の世の中を変えられるのではないか(渋澤氏)

・人間の脳は1万5千~1万3千年前から変わっていない。文明は進んだが、脳はほとんど進化していない。だから何か起こった時の判断や喜怒哀楽は歴史に全てあると言える(出口氏)

・歴史から学べることは、同じことを繰り返す不変性と新しい未来を拓こうという未来志向(渋澤氏)

・幸福学によると、長続きしない幸せは「お金、モノ、社会的地位」。長続きする幸せは「環境、健康、心(自己実現と成長、つながりと感謝、楽観と前向き、マイペースと独立)」(渋澤氏)

・勉強すれば、選択肢が増える、自分で選ぶことができる(出口氏)

・自分が大切にしている価値観とは何か。本来の投資とは、自分の思っている価値と比べて価格が安ければ買い、高いと売りである。投資には価値判断が必要。自分の価値と状況を判断できるということが重要(渋澤氏)

・主観、自分の価値観を鍛えるのは、数字やファクトをロジックでつないだ他者との議論。歴史からは、部分的な価値ではなく、社会全体としてうまくまわっているかを判断することが大事だということを学べる(出口氏)

(肩書きは2015年7月4日登壇当時のもの)

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