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「世界遺産」ならぬ「日本遺産」を始めたい(下村大臣)

投稿日:2015/04/18更新日:2019/04/09

下村博文大臣×東大寺長老・森本公誠氏×ソフィアバンク・藤沢久美氏
G1地域会議2014 関西
第8部 分科会A 「聖武天皇に学ぶ国づくりとリーダーシップ」Part3/3

律令国家の完成から動乱期を生きた聖武天皇。全国に建立された国分寺・国分尼寺、総本山となる東大寺は、日本の仏教史に燦然と輝く。国をつくるとは何か。リーダーシップとは何か。1300年の歴史を越えて、東大寺・森本長老と下村大臣の対話から考える。質疑応答編(肩書は2014年10月19日登壇当時のもの。視聴時間23分05秒)。

下村 博文氏
文部科学大臣
衆議院議員
森本 公誠氏
東大寺長老
文学博士
藤沢 久美氏(モデレーター)
シンクタンク・ソフィアバンク
代表

【ポイント】
・日本は戦争に二度負けた。一度めは白村江の戦い(百済が唐軍に敗れ、滅亡する)。これは朝鮮半島の話だと歴史の中で習っていたから、日本人は二度負けたという感覚はもっていない。領土領海に関係なく、天皇が考えるエリアと、国民が感じている日本人としてのアイデンティティに違いがあったのではないか(下村氏)

・当時、東アジアにおける一等国になるにはどうすればいいかと考え、自前の「法・年号・歴史」を持つようになった。701年大宝律令ができた時に、一等国だと示すため、33年ぶりに遣唐使を派遣した。その時に初めて自分たちの国は「日本」だということを表明した。それまでは「倭国」だった(森本氏)

・日本側は独立国と主張しているが、中国としては自分たちの皇帝の徳を慕ってやってくる国の一つと考えていた。ダブルスタンダードによる外交がここから始まる(森本氏)

・「世界遺産」ではなく「日本遺産」を始めたい。国宝や重要文化財を点ではなく、面でとらえる試みを目指している。日本は元々もっている文化遺産を活かせば、宝の山。そこに光を当てて、初めて訪れた外国人でもわかる日本遺産のストーリーやコンセプトを、いろんな角度、形でつくり、社会に対し発信することが必要(下村氏)

関連映像はこちらから
Part1/3 「国に頼らず、自分でできることはしなさい」 ~聖武天皇に学ぶこと
Part2/3 「責めはわれ一人にあり」――苦境時のトップの覚悟

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