「国に頼らず、自分でできることはしなさい」 ~聖武天皇に学ぶこと 視聴時間

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下村博文大臣×東大寺長老・森本公誠氏×ソフィアバンク・藤沢久美氏
G1地域会議2014 関西
第8部 分科会A 「聖武天皇に学ぶ国づくりとリーダーシップ」Part1/3

律令国家の完成から動乱期を生きた聖武天皇。全国に建立された国分寺・国分尼寺、総本山となる東大寺は、日本の仏教史に燦然と輝く。即位以降、度重なる疫病や凶作、動乱にあって、仏教に鎮護を求め、東大寺盧舎那仏を建立した天皇。「責めはわれ一人にあり」という言葉は、現代に生きるリーダーたちに、覚悟を突き付ける。国をつくるとは何か。リーダーシップとは何か。1300年の歴史を越えて、東大寺・森本長老と下村大臣の対話から考える(肩書は2014年10月19日登壇当時のもの。視聴時間25分47秒)。

下村 博文氏
文部科学大臣
衆議院議員
森本 公誠氏
東大寺長老
文学博士
藤沢 久美氏(モデレーター)
シンクタンク・ソフィアバンク
代表

【ポイント】
・国を守るためには軍事だけではいけない。新しい国家体制をつくるため、中国の法に基づく政治、いわゆる律令体制を遣唐使に学習させた。その30年後、701年に大宝律令が完成する(森本氏)

・聖武天皇が即位するころ、人口が増え土地が足りなくなった。経済を活性化するため、自ら荒れ地を開墾すれば、私財にできる「墾田永年私財法」を制定した。では人口の減っている今なら何ができるのか。日本は文化・芸術によって新たなクリエイティブに産業、ビジネス、観光を含め魅力あるものを現代版「墾田永年私財法」のようなものとしてつくれるのではないか(下村氏)

・墾田永年私財法では限度額が決められた。寺院にも墾田を認め、天皇の子供が最高500町歩のところ、東大寺には桁違いの4000町歩を認めた。これは現在でいうと規制緩和で個人所有しかできない農地を企業に開放したに等しい。企業に開放すれば、もっと有効に利用できるということをこの法律は教えている(森本氏)

・ここでいう企業・法人が東大寺などお寺(当時人材育成を担っていたため、ある意味大学)だった。大学は国の人の品質を上げるため教育するところだが、大学自身も開墾して稼ぐ、現在の独立行政法人化のよう。今やっていることがシンプルにこの時代には行われている(藤沢氏)

・国に頼るのでなく、自分たちで出来る事は自分たちでしなさい、という方針がすでに示されている(森本氏)

・6年間飢饉、天変地異で天然痘が流行り、犯罪が激増し罪人が増えた。人間を正しく導くのは仏教が一番ふさわしいと考え、聖武天皇は組織的な機関として各地に国分寺、国分尼寺を作られた。国分寺はその土地の人間教育の場である(東大寺は総国分寺・総国分尼寺)(森本氏)

関連映像はこちらから
Part2/3 「責めはわれ一人にあり」――苦境時のトップの覚悟
Part3/3 「世界遺産」ならぬ「日本遺産」を始めたい(下村大臣)

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