まとまった時間が取れる夏休みは、英語力を底上げする絶好のチャンス。「1週間で英語のリスニング力を上げる5つの方法」と同じく、グロービス経営大学院で英語MBAのプログラムを担当する教員や研究員に、スピーキング力を上げる方法を聞いてみました。1週間続ければ底上げにはなりますが、あくまでそれは一時的なもの。ここで習慣を作って継続していくことが大切です!
一度口に出した言葉を取り消さないで話し続ける
実践者:グロービス経営大学院 教員 武井涼子
つい思ったのと違う単語を口に出してしまった!という経験は誰にでもあると思います。その時に言葉を言い換えず、そのままなんとか意味のわかる英語を作って話し切りましょう。例えば、「今日は晴れていていい天気ね!」と言う時に、本当は”It is a great sunny day today”と言おうと思ったのに思わず”today”と最初に言ってしまった!そうしたら”Today is a great sunny day” と言い換えたり”sunny”と言ってしまったら”Sunny day today is! Isn’t it great?”と言い換えたり。決して言いなおさないようにして英語を話してみてください。 こうすることで、英語の使い方も上手くなりますし、どんな単語で始めてもなんとか話せるという実感を持つと、英語を話す度胸も付きますよ。
スピーキングはスポーツ、基礎表現を増やしてミスがなくなるまで反復練習をする
実践者:グロービス経営大学院 アソシエイト 伊藤紀行
基礎表現のストックを増やすことが全てだと思います。大人になってから学習を始めた人にとって、思い通りに英語を話すことはものすごくハードルが高いもの。この場合はこう言う、こう言われたら普通はこう返すという点を押さえるのが第一歩だと思い
独り言は侮れない!テーマをもってとにかく話す
実践者:グロービス経営大学院 教員 小平崇
歩いてるときやお風呂の中で、自己紹介や提案、セッションのファシリテーションをイメージして英語で独り言を言います。子供が「何してんの?」とお風呂をのぞきに来たこともあるくらい、没入して大きな声で話しているようです。このやり方は、英語のリズム感作りにいいなと感じています。また、営業や研修で英語を話す機会や、nativeの人やグローバルで通じる英語を使える日本人の英語を聞く機会があると、「あ、こういう言い回しいいな」と思ったフレーズを「key phrase」としてメモ。直ぐに使うようにしています。
英語で議論することを前提にして万全の準備を繰り返す
実践者:グロービス経営大学院 教員 河尻陽一郎
1週間でスピーキングが上達するようなおいしい話はありません。きわめて当たり前のことですが、私が冷や汗をかきながら英語を使って議論するときに心がけていることは5つ。この夏はこれらを繰り返し練習してはいかがでしょうか?
1)その議論を通じて実現したいことを具体的に考える
2)議論する相手の立場を考えて、言われそうなことを考えておく
3)議論になる内容について事前に勉強しておく
4)実現のために、これだけはやるぞということを明確にしておく
5)周りの視線は気になるけれど気にしない
Try&Errorでもいいので英語を話さざるを得ない場に身を置く
実践者:グロービス経営大学院 シニアアソシエイト/グロービス英語MBAフルタイムプログラム卒業 清水さやか
とにかく英語を話す場に飛び込む・
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