MBA経営辞書「EBITDAマルチプル」 

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EBITDAマルチプル(EarningsBeforeInterest,Tax,Depreciation&AmortizationMultiple)

投資評価を行う際に、事業最終年度の残存価値を求める方法の1つ。EBITDA(金利・税金・償却前利益)の何倍の価値があるかを指標とする。EBITDA倍率ともいう。

この評価方法は、EBITDAの何倍でM&Aにおける買収価格が成立しているか、あるいは、EBITDAの何倍で株価が成立しているか、というアプローチである。例えば、食品業界のM&Aは、世界的に見てEBITDAの9倍程度で買収価格が成立しているという相場がある。そうすると、食品事業については、プロジェクトを売却するとしたらEBITDAの9倍で売れると想定できるので、残存価値をEBITDAの9倍と設定するのである。

EBITDAが使われるのは、会計上の利益よりもキャッシュフローに近い概念なので、企業価値との連動性が高いと考えられたためである。ただし、倍率として必ずEBITDAを使わなければならないということではない。売上高が事業価値の相場をもっともよく表しているという場合(ベンチャー企業など)には、売上高を使った倍数を使うこともある。

▼「MBA経営辞書」とは
グロービスの講師ならびにMBA卒業生など、幅広い分野から知を結集して執筆された、約700語の経営用語を擁する辞書サイト。意味の解説にとどまらず概念図や具体例も提示し、マーケティング、ファイナンスなどの分野別に索引できる。今後、検索機能ほかサイト機能の追加を行う一方、掲載用語を1000語程度まで拡充した上でサイト上でのご意見の収集ならびに監修の実施を通じた更なる精緻化を図り、グロービス編著のベストセラー書籍『MBAシリーズ』と併読いただける書籍として出版を予定している。

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