MBA経営辞書「シーズ発想」 

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シーズ発想(Seeds-orientedthinking)

自社の技術や経営資源、強みをベースに、「こうした商品や事業ができないか」と考える発想方法。特にメーカーで多用される。

シーズ発想の際には、自社が持っている資源や強みを再確認してみることが非常に重要であり、斬新なアイデアはそこから出てくることが多い。

また、すでにあるものの機能面や実現しうる価値に着目してみるのも有効である。たとえば、電車は人を大量に運ぶ輸送手段であると同時に、多くの人が集まる場所でもある。したがって、何かを伝える場所としても非常に優れていると考えられる。ポスターやステッカーを張るスペースは希少性もあるし、お金を出してでも掲出したいという人もいるはずだ。つまり、広告媒体として有望なのではないか——そういう見方から、電車内の中吊り広告やドアステッカー広告というビジネスが考えられる。

シーズ発想の弱点としては、特にメーカーの場合、技術優先になり「なぜこんな高性能の良い製品を開発したのに売れないのか」という結果に陥るケースが少なからず見られる点などが挙げられる。また、自社の経営資源にこだわり、必要に応じて他社の経営資源も柔軟に活用する、という発想が出てきにくい点も指摘される。

▼「MBA経営辞書」とは
グロービスの講師ならびにMBA卒業生など、幅広い分野から知を結集して執筆された、約700語の経営用語を擁する辞書サイト。意味の解説にとどまらず概念図や具体例も提示し、マーケティング、ファイナンスなどの分野別に索引できる。今後、検索機能ほかサイト機能の追加を行う一方、掲載用語を1000語程度まで拡充した上でサイト上でのご意見の収集ならびに監修の実施を通じた更なる精緻化を図り、グロービス編著のベストセラー書籍『MBAシリーズ』と併読いただける書籍として出版を予定している。

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