【経済】GAFAM&MTSaaSなどIT企業の最新動向、イーロン・マスク氏火星について語る|NewsPicks Studios CEO 金泉俊輔×瀧口友里奈【ダイバーシティニュース】

金泉俊輔さんの「ニュース・ピック・アップ」

1.中国の大型ロケット、“長征(ちょうせい)5号B”、制御しようとしていなかった?

どこに落下するかわからないまま中国が打ち上げた可能性。本来落下物には制御装置をつけて安全な海域に落とさなくてはいけないが、落下物の制御にかけるコストを省略したか。世界で唯一の単独宇宙ステーションを2022年に計画している中国は、今後ロケット打ち上げを増やすと思われ、国際法などで早い対策が必要。

2.イーロン・マスク氏「火星に行ったら、たくさんの人が死ぬ」と“正直な”発言

イーロン氏は、火星は命と引き換えに開けるフロンティア・植民地だという持論を展開。現代で通用する考え方かは疑問だが、一方で「安全、快適」と言わないことが彼の人気に繋がっているとも言える。中国でもアメリカでも宇宙ビジネスは背景に軍事が大きく関わっており、このダイナミズムは日本では味わえない。

3.GAFAM(ガーファム)の最新決算、コロナ禍で驚異の成長率を見せる

新型コロナウイルスの影響で、GAFAM各社への需要が急増。売上1位はコロナ禍でECが成長し、12兆円を出したAmazon。2位はiPhone、iPadが稼ぎ頭となったApple。ともに第1クォーターでは過去最高売上を出し、Amazonは過去の3倍の純利益を出している。

4.稼ぐGAFAの税負担率は世界平均の6割。無形資産への課税などが課題

世界企業の平均法人税率は25%だが、GAFA4社の税負担率は平均15%と世界平均の6割に留まる。税負担率の低さは、GAFAの企業努力と無形資産であることが大きいが、どう課税していくかが今後問われる。世界各国は企業誘致強化のため法人税率の引き下げ競争をしてきたが、コロナ禍の支出を埋めるため競争は終息するだろう。GAFAには課税だけでなく、独禁法への抵触、プライバシー保護などの追求も続くのではないか。

5.SaaS(サース)企業が最強!?GAFAを上回る株価成長率を見せる

コロナ前から好調だったSaaS。中でもBtoB型SaaSはコロナ禍のデジタル化のニーズで急成長。期待感もあり株価もGAFAMの3倍となっている。新たなメガトレンド「MT SaaS」(Microsoft、Twilio、Salesforce、Adobe、Amazon、Shopfy)はさらに成長が加速していく見込み。日本のSaaS企業(SanSan、freeeなど)も期待できる。

【スペシャルトーク】ゲスト:佐藤留美さん(求人情報サイト『ジョブピックス』編集長)

2020年10月に立ち上げた『ジョブピックス』の編集長、書籍『ジョブピックス〜未来が描ける仕事図鑑』の著者として活躍する佐藤留美さんに「変わりゆく日本の働き方」についてお話をお聞きした。

昨今、会社名や会社のステータスより「職種(ジョブ)」で仕事を選ぶ若い世代が増えてきている。実際、70%ほどの企業が職種別・部門別採用を実施。職種別に人材を育成する方向へ変わってきている。しかし、職種の情報が世の中に少ない。「知らない職業が多い=選択肢が狭まる」という考えから、職業を紹介するサービス『ジョブピックス』を立ち上げた。

日本では、就社して人事異動を重ねる「メンバーシップ型」が主流だったが、グローバル企業を中心に着実に「ジョブ型」へ変わっていく。理由は、専門性を追求したプロ化が進んでいないため海外の人材とレベルが違うことは珍しくなく、国際競争が厳しいため。一方で、「メンバーシップ型」を宣言している企業も。宣言することで転職者が認識したうえで就社できる体制にしていくことは戦略のひとつ。

また、女性の働き方にも急速な変化がある。例えば時短勤務をすると責任ある仕事を渡されない、などは5年前は当たり前だった。だが、そういった風習がある企業はSNSの普及などによって選ばれなくなってきている。

自分で決定すると幸福度が上がるというエビデンスがあるように、若い世代には自分で仕事を選んでほしい。決断をするためにも、『ジョブピックス』などで情報収集をすることが大切。

佐藤留美さんご経歴:『週刊・東洋経済』、『プレジデント』、『日経ウーマン』 等でライターとした活躍したのち、2014年にニューズ・ピックス編集部に参画。2020年10月に『ジョブピックス』を立ち上げ、編集長に就任。最新刊『ジョブピックス〜未来が描ける仕事図鑑』が話題。

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