ダイバーシティニュース テクノロジー(6/17)福島智史【7/31までの限定公開】

福島智史(ふくしま・さとし):グロービス・キャピタル・パートナーズ ディレクター
東京大学経済学部卒業後、ドイツ証券の投資銀行統括本部にて、M&Aアドバイザリー並びに資金調達業務に従事。2014年にグロービス・キャピタル・パートナーズ入社。現在に至る。Facebook

福島智史さんのニュースピックアップ

1.マイナポイント事業の第2弾 カード普及率向上なるか

政府はマイナポイント事業の第2弾に関する「ポイント付与」について、6月30日から申し込みの受付を開始する。今回は以前行われた5000円相当のポイント付与に続くもので、最大で2万円分となる。前回の施策によりマイナンバーカードの普及率は、昨年1年間で20%前半から40%へと倍増した。健康保険証をデジタル化するのは政府の悲願。今回の施策によりさらに普及率が向上するのは間違いないだろう。

2.出産育児一時金の増額検討 子育て世帯の負担軽減狙う

政府は「出産育児一時金」の増額に向けた検討に入った。現状は子ども1人につき原則42万円を支給する制度だが、出産にかかる費用は平均して50万円と言われており、金額が十分でないことに対する解決策を示す姿勢だ。ただし補助金ではなく、健康保険でカバーするという選択肢も考える価値はあると思う。予防医療の大切さも認識されつつある。病気でないから保険は効かないという原則を見直すタイミングなのかもしれない。

3.韓国の肥満患者が4年で2倍以上、コロナ禍の環境変化原因か

韓国・健康保険審査評価院による統計の分析結果によると、2021年の肥満患者は2017年と比べ2倍以上増加した。これは大きな変化ではあるが、なにより韓国が2021年の統計をすでに出せているのが驚きだ。日本の肥満患者に関するデータは最新で2019年のもの。正しい政策決定をする上でも、正しい情報を素早く収集する体制づくりが求められる。

4.美容整形に賛成? 反対? 世代間で意識に差が

妻やパートナーの美容整形について、どのような考えを持っているのかを調査したアンケート(ITツール比較サイトSTRATEが5月に実施)によると、20代の既婚男性のおよそ半数が容認していることがわかった。一方、50代以上の男性は68%が反対と回答している。妻やパートナーに対する男性への質問という建て付けが今っぽくない印象もある。男女という切り方ではない調査結果にも触れてみたい。

5.コンパニオンロボットが高齢者支援 QOL向上に期待

アメリカのニューヨーク州は、高齢化社会に対応した取り組みとして、ユーザーに話しかけてコミュニケーションを図ろうとするコンパニオンロボットの活用を進める計画だ。ロボットの名前は「ElliQ(エリーキュー)」。高齢者の生活の質(QOL)を高めていくことが狙いだ。実際に実物を見たが、簡素な作りだった。日本は愛されるかわらしいロボットを数多く開発してきた実績があるので、こうした取り組みが広がるなかで、主導権を握るチャンスがあるかもしれない。

【スペシャルトーク】比較検討・選択ができる美容医療

スペシャルトークでは、美容医療の総合プラットフォームを運営する株式会社トリビューの代表取締役、毛迪(もう・でい)さんに、「比較検討・選択ができる美容医療」についてお話を伺った。

株式会社トリビューは美容医療・整形の口コミ・予約アプリ「TRIBEAU(トリビュー)」を運営している。起業した背景は、私自身が美容医療を受けようと思った際、情報を手に入れる難易度が高かったことにある。ネットの掲示板などを読み漁り情報収集をしたが、誰が書いているかも不明確。結局、施術してみないとわからないという状況だった。コスメサイトのように多くの情報から比較検討し、選択ができるようなサービスが美容医療にも必要だと思ったため会社を立ち上げた。

「TRIBEAU」では、施術を受けたユーザーには日記形式で口コミを投稿してもらっている。写真付きのリアルな実体験が載っているからこそ、支持をいただいているのだと思う。写真を載せる投稿者としても「自分も情報がなく悩んでいたので人に伝えてあげたい」という気持ちがある。

美容医療市場は伸びてはいるが、消費生活センターへの相談も多く、大きな課題だと考えている。情報は「(施術結果が)思っていたものと違う」という状況の回避に役立つ。情報を得た結果、施術をしないという選択をしてもいい。当社は正しい選択を支援する立場にあり、社会的な意義を感じている。

トリビューは「ありたい自分でいられる世界を実現する」をミッションに掲げている。最近では、誰かになりたいというより、もっと好きな自分になりたいから美容医療を受けるという人が増えてきた。ありたい自分で生きていける、そんな人が増える社会をつくっていきたい。

毛迪(もう・でい)さん経歴:中国生まれの日本育ち。大学卒業後、リクルート入社。ゼクシィ事業にて国内大手企業を担当。その後、ベンチャーキャピタル(VC)にジョインし、大企業向け新規事業の立案や出資先の支援を行う。2017年にトリビューを創業。現在はファイナンスや組織づくり、事業全般を管轄。 Twitter

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